MENU閉じる

HEXA BLOG

日記

HEXA BLOG日記2016.5.11

グリザイユ画法(泥縄式)で描いてみよう。その②

こんにちはデサイナーのシマイです。
今年もすでに五月……なんてこった。ついこないだ正月だと思ったのに。
えー、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

ずいぶんと間が離れてしまいましたが、前回の続きでございます。

 

 20131203_separater

巷ではドローイングツールも増え、色々と便利になっておりますが
とりあえずphotoshopでやっていきますよ。

 

blog01
レイアウト説明(デュアルディスプレイ環境で作業しております)
・ナビゲーターはphotoshopの画面外に。
  ドローイングツールの画面は拡縮を繰り返して、描いていくために
  絵の書き込みのテンポや勢いを失うことがあります。
  そこで横に全体を把握できる画面があるとその危険が減り、調整が利きやすくなります。

 

・レイヤー構成のざっとした説明。
  base color - 今回の主役。画像に色をつけているレイヤーです。属性は「オーバーレイ」
  intensity control - 色をオーバーレイで塗るので、ある程度暗い画像のほうが塗りやすくなります。
             レイヤーをグレイで塗りつぶし、属性を「乗算」で明るさを調整しています。
  base - 前回描いたグリザイユの画像
  背景 - photoshopのデフォルトで作られる背景(ここは白のみです)

 

①構成を考える
基本的に線画やグリザイユでもそうですが、
最初にどんな完成図で絵を描くかを想像してから描くことは非常に重要です。
コレがないといつまでたっても方向性が決まりません。
今回のこの絵は「夕日にたたずむ騎士」みたいな感じでfixさせようと考えています。

 

②基本色を決める
まず全体をベースカラーをおいてから塗りこみをします。
画像全体がなにか赤くなっているのが分かるでしょうか。
ここで言うベースカラーとは、画像の基礎となる色味を指しています。

 

もうちょい詳しいことを説明すると以下の画像を参照してください。

blog02
この画像でいうと「太陽光」「スカイライト」を赤に設定している感じです。
(もっと厳密な色構成でいうとR色から反射して目に届くので、赤以外の色味はすべて反射せずに黒くなりますが
それをやると絵が真っ黒になるので、ちょっとウソをついて絵が華やかになるようにしています。)

 

はい。だんだんめんどくさい話になってきましたね。
でもこのあたりの基礎知識は他の3D表現などの画面に役に立つことなので、ぜひ覚えて帰っていってください。

 

というわけで、この原則に沿ってベロベロと塗っていきます。
blog03
大体こんな感じ。
イラストの仕事だと最初にグレイでチェックを受けて
この状態で再度チェックを受けます。
完納まであと二歩という感じでしょうか。

 

 20131203_separater

 

はい、色がついたことにより、泥縄で描いた絵でいいかげんなところがクローズアップされてまいりました。
次回はこの部分の修正や背景を描いて行きます。ではまた。

RECRUIT

大阪・東京共にスタッフを募集しています。
特にキャリア採用のプログラマー・アーティストに興味がある方は下のボタンをクリックしてください

RECRUIT SITE