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HEXA BLOGその他映画・舞台鑑賞2018.7.12

事象の地平面

こんにちは。

東京開発のJ4です。

 

「事象の地平面」

「シュバルツシルト面」

物理学に詳しい方なら、ご存知の概念かと思います。

簡単に説明すると、宇宙には光の速さでも到達できない領域が存在し、その境界面を事象の地平面と呼ぶ、らしいです。

何のことだか私にはさっぱりわかりませんが、別に物理学の話をしようということではないので、そんなものがあるということだけ言っておきましょう。

じゃ、なんの為に事象の地平面とか、わけのわからんことを持ち出したかというと、夏にぴったりなホラー映画を一本紹介する為です。

 

今回紹介する映画は、ポール・W・S・アンダーソン監督の1997作、「イベント・ホライゾン」。

タイトルを訳すと、事象の地平面ですね。

ポール・W・S・アンダーソン監督は、女優ミラ・ジョヴォヴィッチさんの夫で、「バイオ・ハザード」実写映画版シリーズの監督を務めています。

バイオ・ハザードシリーズなどで、一応、そこそこ売れる監督ではありますが、批評的には、手がけた作品何れもいまいちで、例えば、各メディアの批評を集めて好評価の割合を算出するサイトである「Rotten Tomatoes」だと、作品全体に対する好評価の平均値は、僅か28%・・・

このイベント・ホライゾンも例外ではなく、Rotten Tomatoesでは24%、Metacriticsだと35点(満点は100点)、Cinescoreの評価はD+、おまけに、アメリカでのボックスオフィス収入は、予算6000万ドルの半分にも満たないという、どちらかというと、駄作の範疇に入る作品ですね。

 

あらすじは、以下の通り。

西暦2047年、宇宙船ルイス&クラーク号が、7年前に消息を断った深宇宙探査船イベント・ホライゾン号の救出任務を受け、海王星へ向かいます。

イベント・ホライゾン号は、極秘裏に建造された深宇宙探査船で、ワームホールを人為的に発生させることで、超光速航行を実現しようとした実験船でもあります。

このイベント・ホライゾン号は、7年前の処女航行時原因不明の事故で行方不明になったのですが、これが突如、海王星付近に現れた為、その調査と救助の為にルイス&クラーク号が派遣されたわけです。

それで、イベント・ホライゾン号を発見したルイス&クラーク号の乗組員達は、イベント・ホライゾン号に乗り込み、調査をすることになりますが、何故か生存者は一人もなく、船内では様々な奇怪現象が起こります。

 

とまぁ、こんなお話ですが、一言でいうと、ありふれたストーリーですね。

SFジャンルの作品では割とよくある内容で、プロット自体も、古典的な幽霊船話そのものです。

こんな、あらすじを読んだだけでもう見る気がしない、20年前の駄作ホラー映画を何故紹介するのかというと、実はこの映画、酷評の割にはコアなファンがそこそこいて、特にホラー好きの間ではかなりの影響力があったりする作品ですね。

サム・ニール、ローレンス・フィッシュバーンなど出演陣らの好演、SFでありながらゴシックホラーを連想させる宇宙船内の背景美術と雰囲気、ありふれた内容ではあっても、なかなか緊張感ある展開、そしてホラーファンなら絶対見ておきたいゴア表現など、見所はけっこうあります。

実際、有名ホラー作家スティーヴン・キング氏は、「ビジュアルが優れていて、頭では理解できない、真の恐怖が良く表現できている」と好評しています。

また、昨今のホラーゲームの中では、この映画の影響を受けた作品もあって、Visceral Gamesが開発したSFホラーゲームの傑作「Dead Space」などは、この映画の影響を強く受けていると思われる部分が多くあります。

例えば、ゲームの主人公アイザックのヘルメットデザインが、イベント・ホライゾン号のオマージュに見えるとか。(笑)

つまり、映画自体はお世辞にも良い作品とはいえないが、ホラーというジャンルとしては、十分楽しめる作品であるということですね。

 

駄作である上、かなり強いゴア表現などもあり、誰にでもお勧めできる映画とは言い難いですが、以下のキーワードの中で一つでもささるものがある方なら、一度見ておいても良い作品かも知れません。(というか、既に見てる方が多いかも。)

・H・P・ラブクラフト

・コズミックホラー

・Dead Space

・DOOM

・Half-Life

・ヘル・レイザー

・マウス・オブ・マッドネス

・シャイニング

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