こんにちは!サンタからのプレゼントを数十年待ち続けている東京スタジオの soi です。
10年ほど前にロサンゼルスで開催していたE3(Electronic Entertainment Expo)に行った際、
フラッと立寄った現地のおもちゃ屋さんでお土産に買ったゲームを紹介します。
「Roly’sストーリーキューブ」
http://www.rorysstorycubes-japan.com/
というお話しサイコロゲームです。
遊び方は簡単。
9個の6面体に それぞれ違う絵が描かれているので、全てを振って出た絵から連想することを思いつくままに
つなぎ合わせて自分で考えたストーリーを即興で考える。というモノです。
例えば、9個のサイコロを振って↓この絵が出た時には、
このように並び替えて…
(上から順番に)
・むかしむかし、あるところに何でも食べてしまう巨大なカメの怪物がいました。
・このカメは動きは遅いけど空が飛べたので世界中どこにでも現れてあらゆるものを食べてしまい
・人々はいつか自分たちも食べられてしまうのではないかと、びくびくしながら暮らしていました。
・そんなカメがある街に来た時、魔法使いがさっそうと現れて
・近くに合った木に魔法を掛けました。
・魔法の掛かった木は巨大なリンゴを実らせました。カメがその美味しそうなリンゴを食べたとたん…
・「ビカビカー!!」雷に打たれて
・カメは永遠の眠りにつきました。
・人々はその魔法使いを伝説(Legend)として語り継いだとのことです。めでたしめでたし。
といった感じで、その場で思いついた設定で即興のストーリーを作ります。
内容としては絵本の読み聞かせのライブ版のような感じです。
絵は6面x9個となっていて54種類あります。その絵そのものだけでなく、その絵から連想する何かでも良いので
自分解釈の勝手な空想でイメージを拡げ、お話をつくっていくのがとても楽しいです。
ゲームの紹介と言いつつ、ちょっと真面目な話も付け加えると
「連想して、勝手に空想を膨らます」 という能力は、ゲームクリエイターにとって強力な武器になるかもしれません。
スマホや家庭用機のゲームづくりを学ぶ際は、
「誰かが作ったゲームを参考にして同じようなゲームを作り、自分なりにアレンジしていく」
というやり方が定番となっています。
そのアレンジの過程で自分なりに
「参考にした元のゲームではこういうアイテムだったけど、自分で勝手に考えた設定でこんな効果にしてしまおう」
と、空想を膨らまして改良していくうち、参考のゲームとは全く違うけど面白いゲームができあがることが多々あります。
いろいろなゲームがある中、画期的な新しいアイデアを思いつくことは中々難しいかもしれませんが、既にある何かをアレンジすることは、そこまでハードルが高くないと思いますので、連想/空想する能力を強化することで新たなゲームのアイデアが生み出せるかもしれません。
ちなみに「Roly’sストーリーキューブ」は日本でも販売しているので、これからゲームクリエイターを目指される方は
ぜひ入手して空想力を鍛えてみてください。
レッツ!イメージング!!
それでは!