どもども、オカルト研究部部長のもろこしです。
怖い話シリーズも、気づけば自分の中で定着しつつある今日この頃(それしかネタがないとは大きな声では言えない)
最近ではありがたいことに「ひそかにこのシリーズを楽しみにしている」というお声を頂くことがあり、オカルト研究部(あまり稼働してないけど)を作ってよかったなぁ…としみじみ。
さて、今回も凝りずに怖い話シリーズです。
今回は、なにかと不思議体験が多い私が、いつも頼みの綱にしている和尚から聞いた「幽霊界のヒエラルキー(階級)」について、お話したいと思います。
(あくまで、和尚個人の話なので真偽問わず、面白半分で見て頂けると幸いです)
-ある日、和尚と世間話をしていた時のこと-
和尚「ところで、人間界だけでなく、霊界にもグレードがあるの知ってるか?」
もろこし「え、そんなのあるんです? ソシャゲでいうとSSRとかSRとかのレア度の違いがあるって事ですか?」
和尚「まぁ…ちょっと違うけど(全否定するとこいつ面倒くさいし)、そんな感じやな。」
もろこし「へ~!おもしろいですね!どんなのがあるんです?」
和尚「あくまで主観やけど、大きく分けて霊には五つの段階がある。」
もろこし「はぇ…」
和尚「まず、1段階目。これは死んで間もない霊魂やな。この時点では全く害のない単なる魂だけの状態。」
もろこし「レベルでいうと初期状態ってことですね。」
和尚「そうやな。ほんで2段階目は、俗に言う地縛霊とか浮遊霊といわれるものや。例えば、事故とかで突然死してしまった人は自分が死んでしまったことに気づかん人が多い。死後49日を迎えても自分自身の死に気づかない、もしくは死を受け入れられなかった場合、浄土に行くことができず、現世をさまようんや。」
もろこし「なるほど。よく49日(四十九日法要)と言わているのは、死を受け入れて浄土に迎えられる為に必要な準備期間ってことなんですね。それを過ぎてしまうとヤバイと…。」
和尚「せやせや。ちなみにこの段階では、ほぼ無害や。まずいのは次の段階から。」
もろこし「はぇ…」
和尚「3段階目はいよいよ、死を受け入れられなかった霊体が、自分自身の存在を人に気付いてもらおうと色々とイタズラしたりするんや。」
もろこし「いわゆる、事故現場とかにいるようなお化けなんですね…この段階だと霊感の強い人とかは気づきやすいとかあるんですかね…。」
和尚「そう。やけど、4段階目はこんなもんじゃない。次の段階は簡単にいえば”憑依霊”と呼ばれるものや。このレベルになると、もはや人に憑依したり、人を不幸に誘導させたりする事もできる。」
もろこし「ひぇ…。メガ進化してる…心霊スポットとかにいる類の霊ですか? ていうか、まだ上があるんです…?」
和尚「せや。ほんで最後が”悪霊”と呼ばれるものや。こうなったら、もう手がつけられへん。他の霊体を取り込んだり、姿を変えたり、人を死に追いやったりできるレベルになってしまうんや。」
もろこし「もはや、化物…。浄霊に相当な力と時間が必要そうな…」
和尚「せやな。ここまできたらもう浄霊とか言ってられへん状態やな。完全に永久心霊スポットや。」
もろこし「なるほど…。それにしても、詳しいですね。もしかして和尚って実は”視える人”ですか?」
和尚「ううん。全く視えへん(笑)」
もろこし「なんやねん、浮かれ坊主(親しみを込めて)」
和尚「おい」
-おわり-
ということで、霊界も人間界とさして変わらないヒエラルキーが存在しているというお話でした。
「いつの世も、人は隔たりをつくる生き物で最も怖い存在は、霊ではなく人間。死してもなお、それらが廻り廻っているだけ。」と和尚は申しておりました。
まぁ、和尚視えないんですけどね。
今回はかなりぶっ飛んだお話をしてしまいましたが、オカルト研究部では、細々とこういったファンタジーなテーマで活動をしております。
通年で夏には怪談ライブに足を運んだり、雑談したり…と結構ゆるゆる活動しています。
あなたも、もし興味があれば、ヘキサドライブの門を叩いてみてはいかがでしょうか。
それでは、また。