東の地では東京ゲームショウ2009が開催されています
今年のテーマは、「GAMEは、元気です。」とのこと
どのくらい元気だったかは、来週以降の日記に期待しつつ・・・・
こんにちは、ハラです。
今まで何度かRubyスクリプトの便利さを書いてきましたが、
実は、その全てに共通した不便さもあったりします
それは、RubyをインストールしているPC上でしか実行できないことです
Rubyは、記述したスクリプトを直接実行するため、独立した実行形式ファイル(Exeファイル)が作られません。
(もちろん、そこが利点の1つだったりはするのですが)
スクリプトを実行するPCにRubyをインストールすれば全て解決しますが、
インストールできない or したくない というケースもあります
そこで、スクリプトファイルから実行形式ファイルを作り、RubyをインストールしていないPCからでも実行できるようにしていきましょう
と、いうことで「Exerb」というツールを使ってみたいと思います
(インストール方法などのマニュアルは上記リンク先のホームページにあるので見てみて下さい。)
Exerbを使って、Windows実行形式ファイルを作るには2つのやり方があります。
<img src="https://blog.sakura.ne.jp/images_e/125.gif" alt="1" width="15" height="15" border="0" />スクリプトファイルにExerbのコマンドを実行する Ex. コマンドプロンプト上で「exerb sample.rb」 <img src="https://blog.sakura.ne.jp/images_e/126.gif" alt="2" width="15" height="15" border="0" />設定情報を記述したレシピファイルを作ってExerbコマンドを実行する Ex. コマンドプロンプト上で「exerb sample.exy」
は、対象のスクリプトが他のスクリプトやライブラリを使っていない時に選択します。
特に準備が要らないので簡単です。
は、他のスクリプトやライブラリを使っている場合、文字コードを指定したい時などに選択します。
そのためにレシピファイル(exyファイル)を作成する必要がありますが、「mkexy」というコマンドで自動生成してくれます。便利ですね
ただ、より細かい設定が必要な場合は、自分で編集する必要があります
レシピファイルの編集が難しいかもしれませんが
慣れるとかなり簡単に実行形式ファイルが出来上がります
どちらの方法にしても、数回のコマンドを実行すれば実行形式ファイルが完成します。
これで、RubyをインストールしていないPCからでも使えるようになりますね
自分のPCでは使えるけど、他の人のPCで使えないからRubyを敬遠していたみなさん。
Exerbを併用して、存分に使ってみてはいかがでしょうか
そういえば、難点が1つ。
実行形式ファイルには、Rubyのインタプリタやライブラリが内包されます
そのため、機能に対してファイルサイズがとても大きくなります。
実行するには問題になりませんが、メールなどで送る場合にはご注意を~。