こんにちは!もう暖かくなったなーと思ったら
次の日からまた寒い日の連続ですね。
このような季節の変わり目こそ体調に気をつけてください!
久しぶりですもっちですー
今日は線画、その中でも「ボールペンを使った線画」について話したいと思います。
ボールペンの一番の長所は「どこにでもある」ということだと思います!
どこでも気楽に絵をかけるとはすばらしいですね
ボールペンは線を基準に大きく二つに分かれます。 一番分かりやすいのはこちらですね。
・ボールペンA:筆圧によって太さ、色の濃さが変わる。
・ボールペンB:筆圧に関係なくほぼ同じ太さの線が書ける。
ボールペンによって書き味やインクの色、筆圧の具合等、多少の違いがあります。
色々使ってみて自分の手にあう、お気に入りのボールペンを探しましょう!
今日はボールペンAタイプを使っていきたいと思います!
線の表現は本当に様々なやり方がありますが、今日は主にハッチングについて説明したいと思います。
ハッチングとは線を重ねて表現することを言います。
線は違う線と重ね続けることで、面を作ることができます。
線画の楽しさはこの「線を使って面を作っていく」という部分だと思います。
ハッチングを使い、面を作っていくと、線の方向や重ね方によって様々な質感を表現することができます。
また、今日使うボールペンについては筆圧によって色の濃さを調節できますので
より豊富な表現をすることができます。
まずは線の重なりによって感じる質感の変化です。
全体でみると色(濃さ)は同じぐらいなのに面の流れや質感が全く違うように見えます。
重なった線の角度によって感じる質感の変化も見てみましょう。
こちらも同じ濃さだけどなにか違う感じの面になったことが分かります。
また、上記と一緒に組み合わせるのが、こちらボールペンAの特性である筆圧による色の変化です。
筆圧によって面の濃さが変わるのが分かります。
では、上記を意識しながら絵を書いていきます
こちらが私がボールペンで書いた絵です。
絵と一緒にハッチングを見てみましょう。
①同じ角度の線を重ねやわらかい毛の流れと明暗を表現
猫の頬の部分です。
大きく角度を変えずに線を重ね密度を増やすことで
毛の流れの感じを残したまま陰を表現しています。
②ハッチング同士をあまり重ねず使い明るめで軽い影を表現
猫の手前にある白い布の質感を表現しました。
ここで注目したいのは、ハッチングとハッチングが重なる部分の色が濃く見えることです。
この重なりを使うと曲面の影が表現しやすいです。
③線を同じ部分でとめることで、ものとものの境界を表現
ハッチングによる表現がメインである絵ではアウトラインを書くとその部分が強調されてしまいます。
更にここは明るいもの同士のアウトラインの部分ですのでその辺で線をとめることで、
アウトラインがあるような表現をします。
この3点以外にも描く場所によって違う線の重なり方を使っています。
一本のボールペンで本当に様々な表現ができますね!
皆さんも隣にあるボールペンを握って絵を描いてみるのはいかがでしょうか?
ではまた!