皆様こんにちは。とりっぴーです。
長崎市の特別な許可を得て、先日「軍艦島」こと端島の見学会へ参加してきました!
今回、「様々なメディア・業界にて軍艦島を発信する」という主旨のもと、
ご縁があり個人的に資料撮影も兼ね伺ってきました。(※ブログへの掲載許可を頂いております。)
当日の天気は晴れ…そして、予想以上の炎天下
実は過去にも軍艦島上陸ツアーで柵の向こう側から遠景を見学したことがあるのですが、
今回は非公開エリアの外観をより近くで見学が可能ということで、期待に胸が膨らみます
各メディアやアート関係の方とごいっしょに、長崎市職員や元島民の方々から
お話しを伺いながら、見学・撮影させて頂きました。
ピックアップして様子をお伝えします!
ヘルメットをお借りし、タオル、軍手、動きやすい服装と完全防備
大きな鉄の扉を抜けていざ上陸
世界遺産に登録されたことでご存知の方も多いかと思いますが、
通称「軍艦島」こと端島は、長崎市にある島で明治~昭和にかけて海底炭鉱として栄えていました。
しかし、1974年に閉山してからは無人島になっています。
480m×160mという細長い島に、約5200人という世界一の人口密度を誇ったといいます。
その通り住居や娯楽施設、商店、神社や学校などは、すべて密集しており高層に建築されています。
日本初の鉄筋コンクリート造の建物で、一番古い30号棟は1916年(大正5年)からちょうど100年経った今でも現存し、他様々な集合住宅や施設残されています。
年数もさることながら、海風に晒される環境のため倒壊が進み、かつての生活の跡はほとんど感じられません。
ちなみに、新しい建物でも柱が細いと脆く風化しており、
逆に、古い建物でも柱が太いものは比較的、風化が進んでいないとのこと。
軍艦島の建物はコンクリート造の壁+木造の窓枠という所が、非常に特徴的ですね。
間近で見学すると、写真で想像するよりもスケールが大きく感じられ、異質な存在感に圧倒されました。
個人的には「軍艦島」というと、無骨で格好いい、厳かなイメージが強かったのですが、
季節柄、島には様々な草花が咲いており、柔らかい雰囲気を感じました
校舎は柱が剥き出しで、海水に浸っている箇所も…
世界遺産、産業遺産などの永久保存は技術的に難しいかもしれませんが、
今はドローンや水中ソナーなどで資料を保存し、3D化するなどの方法もあるようです。
「軍艦島」という非常に興味深い遺産を題材に、ゲームやメディアなどの形でも展開していけたら、と…夢が広がります。
VRでこういった遺産群の中を歩いたり、体験する未来を想像すると、ワクワクしますね。
アカデミックにも、エンターテイメントとしても様々な分野で応用ができそうです。
長崎市職員の方々、オープロジェクト黒沢さんをはじめ、
今回ご協力頂い関係者の皆様、本当に貴重な機会をありがとうございました
自分の足で外の世界にも繰り出してインプットをしつつ、どこが素晴らしいと感じたのかを考察し、
引き出しを増やしていきたいです。
そして、それをゲームやデザインなど、感動を伝える形でアウトプットできるよう
精進しようと改めて考えた旅となりました
それでは、見学後数日間、筋肉痛に苦しむ様子を見かね、近くの席の方から
足・腕に着用できる筋トレ用の重りを手渡されたとりっぴーでした。