こんにちは、kayanuma.です。
ちょっとまえ、ワークステーションと呼ばれるものでCGを作っていたとき、「SpaceBall」
というトラックボールのような装置がありまして、これを使えば3次元空間を縦横無尽に移動したりグリグリ操作できるという、
なにやら気になるデバイスがありました。
当時マウスとキーボードで四苦八苦していたので「これさえあれば・・(世界をわが手に)」と思ったものです。
ユーザーレポート等の記事などを見るとなかなか良さげなのですが、しかし非庶民的な価格だったので買うには至らず憧れは憧れのまま・・というほどではなく忘れていたのですが、
現在では
SpaceNavigator
というわりとお手軽なものが同じ会社から発売されているのを知り、買ってみることにしました。
スッキリとした外観で、USB接続のボリュームそっくりです。
目立たないですが、ボタンが左右についていてカスタマイズ可能です。
同梱されていたドライバCDにはWindows8.1 用のドライバがなかったのでサイトからダウンロードする必要がありました。
このドライバは単にWindowsに接続するためだけじゃなくて、さまざまな市販アプリケーション用の設定やプラグインが含まれています。
mayaやAlias,3D-coat,などの3DソフトやPhotoshopなどかなりの数のソフトを網羅しています。
しかしざんねん、メジャーなソフトなのにZBrushやUNITY3Dは対応していないようでした。
・対応表ページ
ZBrushは持っていないので(個人的には)いいですが、特にUNITYはこれが使えればだいぶ操作しやすくなるのになぁ、と期待していたので少しガッカリでした。
しかし調べてみるとなんとアセットストアにドライバがあるとの情報が。
灯台下暗しとはこのことか。しかも無料。(ありがとう!)
下図のようにメニューからウインドウを出すとSpaceNavigatorでビューの操作ができるようになります。
仕組みはよくわかりませんがこのウインドウを出しているときだけ操作できます。うっかり閉じるとあれ?、ということになります。
UNITYでSpaceNavigatorを使用した感覚はなかなか良好です。
オブジェクトの配置にわざわざ使うほどのことは無いのですが、
カメラ操作には特に可能性を感じました。
ふつう、UNITYでカメラを操作しようとすると、カメラを覗いた感覚で操作できず、別の視点でカメラをピック、移動してCamera PreviewやGame Viewで結果を確認しなければなりません。
GameObject>Align with ViewでカメラをScene Viewに合わせることもできるのですが、Scene Viewは画角も調整できないし、やはり手間です。
ですがこのアセットのSpaceNavigatoウインドウをひらき(カメラをピックしておいてから)GrabMoveモードにするとカメラを覗いた感覚で操作できるようになります。
おお、これを待っていた・・UNITYのカメラで苦労している人には一度試していただきたいです。
なお、図のようにRotationのZ軸を固定すると良い感じですね。
なおmayaで試してみた感想は、
うん、まあ、うまく動かせないとついマウス操作に戻ってしまいますね。
あんなに欲しかったのに・・
Aliasのバージョンが低い頃にこれがあれば神だったかも・・。