こんにちは。 毎度おなじみヘキサドライブのオカルト研究部部長のもろこしです。 今回も、奇妙な体験話を語っていきたいと思います。 __________________________ 時は私が高校生だった頃まで遡ります。 とある日、奇妙な夢を見ました。 真っ暗な空間の中に、ぽつんと自分ひとり。 自分の手がやっと見えるかどうかという暗がりの中で、床の冷たい感覚だけが足から伝わる。 しばらくすると、遠くの方から「どた・・・ばた・・・どちゃっ・・・」と音が聞こえてきました。 「なんだろうな・・・」と思いながら、よく目を凝らして見ると、人の形をしたような"何か"がこちらへ向かってくるのがわかりました。 「どたっ・・・どちゃどちゃっ・・・!」と段々、勢いを増して、こちらへ迫ってきており、背筋にゾゾゾッと寒気が走りました。 エグみのある擬音がどんどんと近づいてくると同時に、その"何か"の正体が見えてきました。 その正体は、"両手が千切られた少年"だったのです。 千切られた跡から血が滴り落ちて、なんとも言われ得ぬ怪音を鳴らしながら、ぎこちない走り方でこちらへ迫ってくる少年。 そのまま、勢いよく私の眼前まで迫ってきて、「どちゃっ!」と立ち止まる。 すると、少年はゆっくりと顔を見上げました。 その時、本能的に「見てはいけない!」と思ったのですが、その瞬間に金縛りのようなものにかかり、目が合ってしまいました。 少年の顔を見ると、異常に引きつったような形相でこちらを睨んでいました。 そして、こう叫びました。 「り"ょ、りょゔ!・・・り"ょ"う!・・・りょう!」 少年は喉が潰れているのか、うまく発声できていないようで、かろうじて「りょう」という言葉を発しているのがわかりました。 結局、その言葉の意味が理解できず、その言葉だけがこだまして、夢が終わりました。 目が覚めた時、その少年がまだ近くにいるかのような感覚がして、怪音が耳にこびりついていました。 その日は、ずっと浮かない気分で過ごしましたが、何もなく一日が過ぎていきました。 しかし、話はこれだけでは終わりませんでした。 数日が経ち、そんな夢を見たことすら忘れていた2週間後。 いつも通り、学校の授業を終え、帰ろうとしたところ、友人から「放課後に本屋に行こう」と誘われ、私はそれについていくことにしました。 大好きな歴史の本やスポーツ雑誌を漁り、友人とあれこれしているうちに、気づけば閉店間際に。 特に買うものもなく、帰ろうとしたその時。 普段は絶対に気にならないような、とある本棚のコーナーが気になりました。 それは「占いコーナー」 閉店間際とわかってはいるものの、身体がそちらに引き寄せられると、気づけば、その中の1つの本を手にしていました。 それは「人の名前に使ってはいけない漢字辞典(タイトルはうろ覚え)」 ページをめくっていくと「幸」や「義」など、よく人の名前に使われているものもあり、興味をそそられました。 その本の内容としては「今では当たり前のように使われている漢字の由来は、実は不吉な由来から誕生した文字である」という事を教えてくるような内容でした。 (良い意味で使われている漢字には意外な由来があるという意味で、決して使ってはいけないという意味ではなかったようです) そして、とあるページで、手が止まり、私は戦慄しました。 「了(りょう)-両手を失った子どもの象形文字」 (「子」という字の「一(横一線)」が腕を成していて、それを失ったから「了」となっている。) 今まで忘れていた不気味な記憶が蘇り、一気に悪寒がしました。 思わず、本を落としてしまい、その日はずっと誰かに見られているような感覚で過ごしたのを今でも覚えています。 あの少年は、夢を通して私に何か伝えたかったのでしょうか・・・。 実はこの話には更に後日談があるのですが、長くなってしまうので、今回はここまで。 __________________________ さて、いかがでしたか? この世界には目に見えず科学的に説明できないもので溢れています。 だからといって、もろこしは霊的な存在を100%信じているわけではないですが…。 この世界は目に見えるものが全てではありません。。 我々が日夜おこなっているゲームづくりもまた、「ユーザーの心を動かす」という目に見えない価値を生み出しているのです。 そんな目に見えない価値を我々と共に作りたいという方。 ぜひ、こちらのリンクをクリックしてください。 ▼未来のヘキサドライバーはコチラ https://hexadrive.jp/recruit/index.php それでは、またお会いしましょう。
