こんにちは!
息子の保育園や友人の会社でノロが出た!と聞き戦々恐々の日々を送っております、阿部です!
(ノロ=ノロウイルスが原因で起きる感染性胃腸炎)
就職活動が本格化している学生の皆さんも、色々な病気が流行りだすこの季節、体調には十分気を付けて下さいね。
さて、先日の日曜日に大阪では会社説明会が行われました。
今年はデザイナー職も募集しておりますので、デザイナー志望の学生さんも多くおられました!
質疑応答の中で特に質問が多かったのがポートフォリオについて。
今回はこのポートフォリオ作りのポイントをお話ししようと思います。
ポートフォリオ作るの難しいですよね・・・わかります・・・・。
自分が今まで作成した作品をファイリングすればいいというのは分かるけど
採用の人は何を見てるの?
何を重視してるの?
ゲームに関係なさそうな作品も入れていいの?
等々・・・
何を見てるか、重要視するかは・・・
全部!
・・・全部です!
デッサンでは基礎的な画力や構成力が、イラストでは配色センスや人を引き付ける絵を描けるか等、
見るところが違います。
細かく言えば、見る人の好みによって変わります 。
デッサン重視する方もいれば、イラスト重視の方もおられるかもしれません 。
結局人それぞれなので学生時代に何をがんばっていたのかが分かれば私はOKだと思います。
立体造形を学んでいた方が、ゲーム会社を受けるからと言って立体の作品を全て省く必要はありません。
(だからと言って全部立体作品だと困っちゃいますが…^^; 会社によって、デッサンとキャラクターデザインを入れてね、等の指定が有る場合があるので、その場合は指定の作品を入れることを忘れずに・・・)
そこから先、もう一歩進んだポートフォリオを作りたい!! そんなとき大事になるのは
「見る人のことを考えた作り」
になっているか。
例えて言えば どんなに土地や肥料、水にこだわり丹精込めて作ったダイコンでも
地面に転がしておいただけでは誰も買ってくれません。
葉を整え、緩衝剤で包み、桐の箱に納め、
どの生産者がどんなこだわりを持って生産したかを添え
それをさらに人が見やすい高さに置いて、
そこで初めて高級ダイコンとして手に取ってもらえるのです。
人は意外とガワを見ています。
それをポートフォリオにあてはめると 「あなたの作品集」「画集」 を作るように作れば良いのです。
何言ってんだ、ファイリングすればもう画集だろ?
ノンノンノン・・・・
お手持ちの画集を良く見てみて下さい ただ作品が収められてるだけじゃないはずです。
- 表紙があって
- 目次があって
- 作品が意図をもってページに構成され
- フォントや文字の大きさ、文章のバランスにこだわり、
- 最後には〆がある。
ただ作品の羅列をするのではなく、「作品を集めた一つの作品」になるように組み立ててみてください。
ここであなたのポートフォリオを見てみてください。
- ポートフォリオのサイズは見やすいサイズ?
(「見難い」というのはそれだけでマイナスイメージを持たれかねないのでもったいないです)
- 表紙や見出しのデザインは自分の作品を引き立てるデザインになってる?
- 作品は分類され見出しは付いてる?
- 製作ツールや製作時間等の説明は付いてる?
- 自分の作風に合ったフォントを選べてる?
- 逆に凝ったフォントを選びすぎて見にくいものになっていない?
(読んで欲しい部分は読みやすいフォントを選びましょう、逆に読む必要がない部分は装飾的でもOKだと思います)
- 同じジャンルの作品を詰めすぎて見る人を飽きさせていない?
- 作品の配置は適切?ぎゅうぎゅうに詰めすぎだったり、無意味にスカスカだったりしてない?
- 唐突に終わって「・・・・あ、終わりか?」ってなってない?(終わりのページを作ってる?)
こんなことに気を付けてポートフォリオを作ることによって 作品自体の印象が上がるに加え
ゲーム制作で大事な
「この人は見る人のことを意識できる人だ」
という印象を持ってもらえる・・・かもしれません。 (少なくとも私は思います)
学生時代は専攻によって客観的な作品作りというのはしないかもしれません
是非、この機会に人の目を意識した作品作りにチャレンジしてみてください!
ポートフォリオ製作、就職活動、本当に大変ですが 後悔のないよう頑張ってください!!!
その頑張りは必ずどこかに繋がりますよ!!!!!!!