いよいよダンケルクの公開が近づいてきましたね。
スクリーンの縦横比が気にかかっているアンディです
先日、「AIと人類は共存できるか?」という書籍を読みました。
一見すると過激なタイトル見えますが、
人工知能学会の研究者が
人気のSF作家とコラボレーションして
人工知能が普及した社会を描くという硬派な内容の書籍です。
どのようにコラボレーションしているかと言いますと、
SF短編+各短編について現在の人工知能研究を元にしたコメント
という形式でまとめられています。
人工知能を取り巻く「課題」や「現象」が専門的に論じられているのですが、
SF短編と関連しているため、これは分かりやすい
短編では「人工知能の倫理」や、
「人工知能を受け入れた社会と受け入れない社会の並立」、
「人工知能による学習や採点システムが普及した社会での創作」
などがテーマとして語られています。
一社会人としましては、
人工知能によって未来的デスマーチ
が展開される
「仕事がいつまで経っても終わらない件」が特にお気に入りです。
短編と対になる各コメントについても
人工知能研究の現況や、これからの展望、
人工知能との接し方や社会的な対話についての話や、
人工知能の研究者が何を考えているか等々……
と、とても興味深いな内容になっています。
シンギュラリティが近いとささやかれる昨今、
AIに興味を持っている方は読んでみてはいかがでしょうか