こんにちは! はるちゃんです
じめじめとした梅雨も明けて、日に日に暑さが厳しくなってきました。
大学生の方は、テストやレポートの時期。
社会人の方は、会議の議事録や出張の報告書に加えて、暑中見舞いを書く時期ですね。
「いくつになっても文章から離れることは無いのだなぁ」、と感じてしまいます。
そこで! 本日は私が最近読んだある本をご紹介したいと思います!
それがこちら!
阿部紘久さんの著書『文章力の基本』です。
文章を簡潔・明瞭に書く方法、日本語の正しい表現など、
議事録やレポートに活かすことが出来そうなものばかり記されていて、とても興味深かったです
更に、1つ1つのテクニックが少ないページで説明されているため、
読んでいて面倒になり投げ出してしまうこともなく、
短い時間で文章作成のコツを得ることが出来ました!
私がこの本の中で特に気になったテクニックは、以下の3つです
・読み手に謎をかけたまま終わらない
・短く言い切る勇気を持つ
・幹(誰/何がどうしたのか)を1本1本立てていく
例えば、上記3つを踏まえていない文章は以下のようになります。
「私は先日仕事で大きなミスをしたが、
その時は周りの先輩方に助けて頂き何とか難を逃れたので、
今後はそのようなミスが起きないよう注意するとともに、
他の人が同じようなミスをしたときには、
見捨てるのではなく助けてあげられるような人でいたいと考えている。」
この文章は、
「大きなミス」が一体何なのかという謎が残るだけでなく、文章も冗長です
文章の切れ目がなく、幹が一つの文の中に乱立しています。
そこで、次のように直してみます。
「私は先日、クライアントに頂いた大切な資料を紛失してしまった。
しかし、その時は周りの先輩が一緒に書類を探して下さり、何とか見つけることができた。
今後は、先日のようなミスが起きないように整理整頓を心掛けたい。
そして、他の人が同じようなミスをしたときには助けてあげられる人でいたい。」
不明瞭だった点を明瞭にしたこと、文章を区切ったことで、
随分読みやすくなったのではないでしょうか
上記のような文章を書いた経験がある方だけでなく、
「これは何についての話をしているの?」
「この部分、『話し言葉』になっているよ」
等の指摘をされた経験をお持ちの方にも、是非読んで頂きたい1冊です
文章は、会話とは異なります。
読み手が文の意味を理解できなくても、
その場ですぐに書き手に問いかけることが出来ない状況が起こり得ます。
しかし、文章で誰かに何かを伝えるという場面は、確かにこの先も存在する…。
いくつになっても続く文章との付き合い。
折角なら、文章力をつけ、書くことを楽しんで毎日を過ごしたいですね