皆さん、こんにちは![]()
ビッシーです![]()
今日は最近読んで面白かった本を紹介したいと思います![]()
川添 愛さんの白と黒のとびらです。
魔法使いの弟子になった少年が、
遺跡での冒険やライバルとの戦いを超えて成長していく物語を描いた
300ページほどの短編小説です。
ストーリーは魔法使いの少年が、
章を重ねるごとに複雑になっていく魔法の仕掛けに
挑戦していく部分がメインになっており、
読み手も一緒になって魔法の仕掛けにチャレンジすることができます。
(しっかり図解されていますので、 頭のなかを整理しながら読み進めることができます
)
妖精たちの言葉や、ワープする遺跡の扉など、
ファンタジー小説に出てくるカラクリが大好きな人は、
純粋な気持ちで楽しめると思います![]()
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しかし、この本の最大の特徴は、
副題にあるようにオートマトンと形式言語を テーマにしていることです。
オートマトンと形式言語とは、
情報科学の基礎として実際に世の中の学生たちが学んでいる
想像上のシンプルな機械をベースに、
コンピュータがどんな計算ができるのか
を取り扱う理論です。
テーマを知ってしまうと、
もしかして、小難しい話ばかり
なのではと 思ってしまうかもしれません・・・
ご安心ください![]()
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小説のなかに専門用語や数式は一切出てきません![]()
物語のなかで登場する妖精の言葉や遺跡の扉といった仕掛けが、
全て学術的に裏付けのある理論と対応しています。
つまり、小説を読み進めていくことができれば、
オートマトンや形式言語が一体何なのか感じ取ることができるのです![]()
慣れない分野への知見を広げてみたいと思いつつ、
参考書をいきなり読むのは敷居が高い・・・
と感じている方には
ぜひおすすめの一冊です![]()
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オートマトンのご紹介![]()
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オートマトンと形式言語では、
想像上のシンプルな機械をクラス(分類)に分けて、
あるクラスの機械では 何が計算できて何が計算できないかを考えます。
現実の複雑なコンピュータでもこの分類に当てはまり、
計算できない事が分かっている問題が見つかっていたりします。
もし、プログラマーであれば、
アプリケーションを作るとき ステートマシンを実装したりすることもあるかと思います。
その時にも、
このタイプのステートマシンでは、
どんなパターンが識別できないのか
を知るための基礎知識になります。
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私自身もプログラマーとして基礎を大事にして、
ゲーム作りに大切な、
プログラマースキルの足固めを忘れないようにしていきます![]()
それでは![]()

