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HEXA BLOG

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HEXA BLOG2025.11.13

2025年新人ブログデビュー④ ゲームデザイナーになるために行った企画書トレーニング

こんにちは。

2025年度、東京オフィスに入社しました。
新人ゲームデザイナーの緑簾と申します。

今回、新人ブログデビューということで
何を書こうかなと思ったのですが
学生さんも見ることもあるそうなので
私が専門学校時代にやっていた、

【ゲームデザイナーになるための企画書トレーニングの話】

をしようと思います。

 

◆企画書トレーニングの内容

ずばり、私がやっていたトレーニング方法は

【1週間で最低3本、同じテーマでゲーム企画書を書く】

というものです。

「学校から出た課題ですか?」
と思われた方もいるかもしれませんが、違います。
自分に課した縛りです。
そもそも私は所謂ゲームデザイナーの学科には
所属しておらず、プログラマー学科出身のものです。
ゲームデザイナーになるためにゲーム制作の
知識をつけたくてプログラマーの学科に入学しました。
つまり、企画書制作はすべて独学です
このトレーニング方法も独学なので
合う合わないがあると思います。

少し脱線しましたが戻します。

【1週間で最低3本、同じテーマでゲーム企画書を書く】
と聞いて難しそうだと思いますか?
それとも簡単だと思うでしょうか。

普段はプログラミングの授業を受けるため、
企画書を作るのは基本
昼休みか放課後の居残りができるとき
または、夏休みなどの長期休みのみになります。
長期休み以外は、1週間に3本で
ギリギリという感じでした。
回数を重ねて慣れてくると、
1週間で5本に縛りを変えていましたが
最初からはハードルが高すぎるので
実践したい人は調節してください。
ちなみに、枚数は1~3枚までにしていました。

 

◆テーマの設定について

次にテーマですが、PERACONを参考に
常勤の先生に出してもらっていました。
自分でテーマを出すのもいいのですが
偏りが出てしまうことを危惧した結果です。
月曜日に今週のテーマは「○○」と伝えられて
1週間かけて企画書を制作していました。

【テーマ+ゲームジャンル=新規企画】

勝手にこのような公式を作って
当てはめながら制作していきました。
同じテーマなので、似通ったゲームにならないようにするのは
なかなか大変でしたが、考えを多様化させる
いいトレーニングになったと思っています。

また、この縛りは『最低』とついていることに意味があります。
3本にしていると3本作って終わりという頭になってしまうので
あえて終わりが見えないように作っていました。
私にはこれくらいスパルタな縛りのほうが
ちょうどいいと思ったのです。
実際そうでした。持続力がしっかりついたのは
このトレーニングのおかげだと思います。

 

◆緑簾のトレーニング結果について

このトレーニングを終えたころには180枚以上の
企画書(※本数にして55本)を書いていました。
面接で話した時、面接官の方々から驚かれた記憶があります。
どれもとても素晴らしいという内容の企画書では
なかったと思いますが、数字のインパクトだったり
努力しているというのがストレートに
伝わってくれたのかなと考えています。

 

◆最後に

今、入社してゲームデザイナーとして
お仕事ができているのはとても幸せです。
まだまだ、未熟なところが多いとは思いますが
成長していけるよう努力を続けようと思います。

長々と書いてしまいましたが
ここまで読んでいただきありがとうございました。