HEXA BLOG
ヘキサブログ
書籍紹介
話の地図
こんにちは、ナカムラです。
今回は、少し前に読んだ本の紹介をさせて頂きます。
著者の池上彰氏は、最近よくTVで見かけますよね。
難しいニュースを、分かりやすく解説してくれるという事で評判です
その方が書いた「分かりやすさ」の解説書なんですから、それはそれは参考になります
詳しい内容は実際に読んで頂くとして、ここでは特に重要だと思ったポイントについて、触れたいと思います。
それは、何かの説明をする際、まず相手に「話の地図」を渡すという事。
これから話す事柄がどのような内容であるかをかいつまんで説明する事を、この本の中では「話の地図を渡す」と表現しています。
新聞で言えば見出しがそれにあたりますし、ニュース番組で言えば、
「本日未明、○○県△△で、火事が発生しました。」
という説明がそれにあたります。
特に音声での説明を行うニュース報道で、いきなり詳細から話し始める事はありません。
新聞や本なら、後で読み返して内容の再確認をすることも出来ますが、口頭での説明ではそれが出来ないので、まず概略を説明して聞き手の受け入れ準備を整えてる訳ですね
あなたは、他人に物事の説明を行う際、いきなり詳細から解説してしまう事はないですか?
話している本人からすれば、最終的な結論までの筋道がハッキリした状態で話しているつもりだとは思いますが、聞いている方からすると「何の話を始めているんだろう?」と、不安な状態で聞き始める事になります。
聞いている最中に、段々と話の要旨がつかめてきて、最後まで話を聞けば話が分かるのですが、その時には途中で聞いた説明を忘れているケースもあり得ます。
最初に結論を述べて、その理由を後から説明する…という形にすれば、聞き手は説明を受けている段階から
「その結論に至るには、その理由ではおかしい、矛盾が出る」
などの判断ができます
「結論を後から言う」という話し方は、ストーリーを話して場を盛り上げるときや、話のオチを付けたいときには、実に重要なテクニックです。
しかし、面接の場や業務上の報告などでは、結論を先に言うようにした方が、より相手の理解を得ることが容易になると思います。
逆に、普段の会話で、
「面白い話があってさ~」
という切り出しで面白い話を始めるのは、話のハードルを上げる事になりかねないので、ご注意を
この本では、他にも色々な「分かりやすく伝える技術」が紹介されています。
履歴書を書く時や、提出作品の説明ドキュメントを書く際に応用できるテクニックもあると思いますので、就活前に読んでおく事をオススメします
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