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HEXA BLOG

いいモノづくり道

HEXA BLOGいいモノづくり道2016.9.6

バケツリレーの責任

お久しぶりです、ナカムラです。

みなさん、バケツリレーというものをご存じですよね?
火事の現場などで、素早く水を持ち運ぶために、リレー形式でバケツを次の人に渡していく消火方法です。
このバケツリレー、成功させるために大切な事があります。
それは、

「バケツを必ず次の人に渡す」

と言う事です。
…あたりまえですよね

その当たり前な事、日常でもちゃんと行えてますか?

 

実際に火事の現場でバケツリレーを体験された人は少ないかとは思いますが、バケツリレーと同じ理屈で次の人にバトンを渡さないといけない状況は、日常に多く潜んでいます。

 

誰かへの伝言をお願いする時だったり。
流れ作業で仕事をする時だったり。
複数の人達で連携して作業するゲーム開発は、大小様々なバケツリレーが常に行われている場と言えるかもしれません

 

日常では、実際のバケツリレーの様に、必ず隣に人が控えているとは限りません。

「この仕事を頼みたいのに、あの人がない

というケースは良くあると思います。
このケースは、対象人物がハッキリしているだけ、まだマシな方です。
”あの人”が来るのを待てば良いんですから。
厄介なケースは、

「この仕事を頼みたいのに、誰に頼んだら良いのか良く分からない

という場合です。そんな時、

「誰か~!このバケツ運んでおいてー!あそこ、火事だし!」

と言って(あるいは無言で)その場にバケツを置いたままにするような事をしてはいませんか?

 

こんな時には誰かを見つけてバケツを託す他無いんですが、

その誰かを捜している時間が無かったり、

探せたとしても仕事をお願いする事に気が引けたり、

という理由でバケツを地面に置いたままにするケース、結構あるんじゃないでしょうか
実際のバケツリレーなら、床に置かれたバケツは一目瞭然なので、すぐに誰かが作業を受け継ぐことができます
しかしながら日常に潜むバケツリレーでは、バケツが床に置きっぱなしになっているかどうかが目に見えません。
結果的に、一旦床に置かれたバケツが放置されたままになり、(仕事が)炎上する事になりかねません
それだけに、床に放置してしまう事の責任を、重く捕らえなければなりません。

 

世の中は、誰かの成した仕事のリレーで成り立っています
時にはやむを得ない理由でリレーが途切れて、成果として結実しない時もあるでしょう。
一人一人が気を付けられるのは、「バケツを必ず次の人に渡す」という事です。
そして、可能であればあなたの次の人が、またその次の人にバケツを渡せそうか、も見ておいてあげてください

 

では、また

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