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HEXA BLOG

いいモノづくり道

HEXA BLOGいいモノづくり道2009.3.16

仕事と休憩

こんにちは、ナカムラです。
この時期、就職作品の作成に勤しんでいる学生さんも多いと思われますが、どのようなペースで作業されてますか?
プログラムに夢中になると、ついつい疲れを忘れて集中してしまいますが、本人の自覚しないところで能力は落ちているものです。
今日は仕事と休憩について、話をさせて頂きます。

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考え続けることによる弊害は、段階を追って現れてきます。
その様子を、横軸に時間経過、縦軸に成果物のクオリティを割り当ててグラフにしてみると、次のようになると思います。
1バリバリ働ける状態

20090316_1.png

目標の及第クオリティに、期間内に達することが出来る状態です。
作業し始めは誰でもこういう状態だと思います。
2能率が低下する状態

20090316_2.png

及第となるクオリティに達するのに、予定以上の時間が掛かる状態です。
ちょっと疲れてきたかな~という感じですね。
3クオリティが落ちる状態

20090316_3.png

及第点に達することが出来ない状態です。
この状態になったら、さっさと休憩した方がいいです。作業が結果に表れてないんですから、実質休憩してるのと一緒ですし。
4ミスを発生させる状態

20090316_4.png

働けば働くほど、クオリティが落ちていく状態バッド(下向き矢印)
働かない方がマシな状態です。
こんな状態なんてあるのか?とお思いでしょうが、あり得なくもないです。特にプログラマは。
例えば、徹夜で組んだプログラムがバグってて、翌日以降はそれを直すことに費やす…とか。
休んでた方がよかったじゃん!ふらふらと思える状態ですね。
まあここまで極端な能率ダウンは起こらなくても、作業をし続けた結果次のような状態になって、「あれ?間に合わねー!」なんて事は十分にあり得ます。

20090316_5.png

実際のゲーム開発では上記の4つの状態が、日ごと、時間ごとに入り乱れてやって来る訳です。

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休憩時間中は、時間が経過すれどもクオリティが上がる訳ではないので、3の状態です。つまり、適度に休憩を入れながら仕事をするというのは、次のグラフのような状態を目指すという事です。

20090316_6.png

かといって、休憩を取りすぎると次のようにもなりますから、気をつけて…。家で作業してると、ついついこうなってしまう人は多いんじゃないでしょうか?

20090316_7.png

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自分が今どの段階にいるのかというのは、案外自覚しにくいです。
肉体の疲れなら、体が神経を通して危険信号雷を伝えてくれますけど。
自分なりの目安を設けていると、「あ、疲れてきてるふらふら」というのがわかりやすくなると思います。
私の場合、「思い出す」という行為に時間が掛かるようになると、疲れてきてるんだなと判断しています。
あと、100から7を順に引いて、最終的に2になるまでスムースに計算できるかどうか、試してみるとか。
今、この計算をやったら最終的に1になってしまったので、ちょっと休憩してきますたらーっ(汗)
では、また手(パー)

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