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HEXA BLOGデザイン2017.3.31

絵の仕上げ方

こんにちは!大阪デザイナーのハマグチです。

毎度の事ですが、今回も絵+長い解説です。(ご容赦ください…)

 

「絵がいつまでも完成しない現象」は

絵を描く人なら経験がある方も多いんじゃないでしょうか。

細かい所が気になり、永久に完成の決断ができず、ずるずる描き続けるアレです。

しかし、仕事で絵を描く時は、大抵は締め切りが存在します…

だらだら描きつつ、答えの見えないブラッシュアップを永久に続ける訳にはいきません。

 

限られた時間の中で、自分なりに最大限の結果に持っていくには、

コンセプト』を持って描くことが大事かなあと思っています。

「それを達成できれば完成」という基準です。

 

今回はわかりやすいよう、絵の好き嫌いが出にくい食べ物(鮭)の絵を描きます。

『鮭(サーモン)を美味しそうに見せる』ことをコンセプトに描いていきます。

よって、鮭が十分美味しそうになったら完成です。

 

今回も例によって、ブログの更新当番日という締め切りがあるので、

ちょこんと1つだけ描いても可愛らしく、簡単に見栄えのする

「手まり寿司」を描くことにします。

 

20170331_1
ざっくり形を取りました。(左図)

しかし、どう考えても美味しそうじゃないので、添え物でゴージャス感を出します。

(緑と赤は補色なので引き立て合う…という理屈もありますが

 普通にイクラやシソがある方が美味しいですからね…)

 


 

20170331_2
ざっくりとした立体感を出します。

安直に白黒で陰を置くと左図のようになりますが、

色がくすん美味しそうに見えないので、光は黄色・陰は赤に変えます。

(暖色系は食べ物を美味しそうに見せます)

 


 

20170331_3
やや描き込みました。(左図)

主役の鮭の存在感がイクラに負けているので、脂が乗っている感じに光らせます。(右図)

ハイライトがあるところには目が行きやすくなります。

乾いた切り身より美味しそうですしね…

 


 

 

20170331_4
シソの奥側にかけて、明るくグラデーションをかけました(右図)

鮭とシソの間に空間が感じられるようになり、輪郭がハッキリしたので

さらに鮭が目立つようになりました。

 


 

20170331_5
イクラとシソを描き込みました(左図)

イクラのキラキラはシズル感満点なのでしっかり描き込みますが、

シソはそこまで細かく描き込みません。

「鮭を美味しそうに描く」目的に於いて、

シソやカイワレは緑を添えただけで充分のハズなので、省ける手間は省きます。

 

米が明るすぎて目を引いてしまうため、汚くない程度に暗くしました。(右図)

 


 

 

20170331_6
微妙な違いですが、イクラの下に陰を描いて、接地感を出します。(右図)

鮭と米の間の空間にも少し陰を足して、鮭の肉厚感を微妙にアップさせました。

 


 

20170331_7
仕上げです。

謎の空間にある寿司よりは「そこに存在する寿司」の方が、

見る人の食欲に訴えてくれそうなので

寿司が置いてある場所に陰を描きます。存在感が出ました。

 


 

鮭を美味しく見せるためにできるだけのことをやりました。完成です!

 

20170331_8

 

どうだったでしょうか…

「鮭を美味しそうに見せる」という『コンセプト』をはっきり決めておいたことで

何を強調し何を省略すべきか」 を判断できるようになり、

「やるべきことをやった」という自負をもって、時間内に「完成」を断言することができました。

 

やりきった結果の完成度がどうか…は普段の修練次第ですけどね…(精進せねば…)

ではまた!

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