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ハリウッドクリーチャーズ「宇宙人編」
こんにちは!
毎日がハロウィーンだと思っている、大阪開発アーテイストの沙羅♪です。
もう8月も終わりですね。今からハロウィーンの準備に興奮してもいいですか?🦇
では、本日のブログですが、皆さんは「宇宙人」と聞いたら、どんなイメージが思い浮かびますか。では「宇宙人」ではなく「エイリアン」ではどうでしょうか。
実は、英語では「Alien」という言葉はもともと外国人という意味が強かったのですが「エイリアン」の映画の影響で「凶暴な宇宙人」のイメージが強くなりました。
昔から、ハリウッドは「宇宙人」という題材に魅了され続けてきました。
私たちの世界に立証できていない存在なので、クリエイターの発想力次第で無限のデザインや設定、ストーリを語れます。
しかし、技術的限界や予算の都合で、映画初期の宇宙人は仮装している俳優やロボット的なものが多かったです。例えば「地球の静止する日」(1951年) のクラトゥと持っているロボットゴートです。 また、「2001年:宇宙の旅」(1968年) の中では宇宙人が存在していましたが、スタンレーキューブリックは映画に登場させないように決めて、ミステリーや不安を高めました。
「写真は宇宙人が建てた(モノリス)です」
ですが、技術の進化で、実現できるデザインが広がり、SFやホラー映画で宇宙人の存在感が高まりました。
例外はありますが、人間は未知の物に対して怯える習性があるので宇宙人はよく悪役になります。なので、コンセプトデザインには人が怖がったり、気持ち悪く感じたりするポイントがよく使われています。
1- 目の存在や形:
「目は心の鏡 」はどこでも通じることわざです。人間は目で他の人間や動物と心を通わせるので目に表情があればあるほど視聴者がキャラに思いやりを持ちます。
「エイリアン」(1979年) のゼノモーフのデザインを見ると、頭が暗くて目がどこにあるかすぐに分かりません。ですから、どこを見ているか、どんな表情をしているか想像できない怖い相手です。
一方で、E.T.(1977年) では宇宙人が主人公で、目が大きくて人間に似たような表情をしていて、心が通じやすい感じがするキャラクターです。
2- 虫や頭足類の生物のモチーフ:
心理学者によると虫とクモが嫌になる理由が沢山あります。例えば、虫が病気を感染させたり、死体のある場所にいたりします。なので、気持ち悪くて嫌な存在の宇宙人は虫やクモをモチーフにしたものが多いです。
先のゼノモーフはそのモチーフに沿っています。外骨格で、虫の殻のような色をした上、虫の脚みたいに長い手と足を持っていて、人が嫌悪感を抱く要素が集まっています。
「第9地区」(2009年)の宇宙人も虫やエビをベースにしたデザインでその特徴を持っています。劇中のセリフでも「エビ」と呼ばれます。ですので、視聴者が主役である宇宙人役のクリストファー・ジョンソンと心を通わせるために大きい表情的な目を付けたり、息子を守る目的を持たせたそうです。
逆に同じ年に上映された「アバター」の宇宙人は目が大きくて、表情的で、ネコ科動物をベースにデザインされたので、心が通じやすくて、感情移入しやすいです。
3- 突発的な行動、超高速、超体力:
人はクモに嫌悪感を抱く理由の一つはクモの動きが突発的であって、次にどこに飛ぶか予想しにくいところです。敵役の宇宙人はどんな映画でも、突発的な動きや攻撃をすることが多いです。
「エイリアン」の“フェイスハガー”をはじめ、「プレデター」(1986年)に登場する宇宙人が思い浮かびやすいです。他にも悪役の宇宙人が無音で突発的に動いて、主人公たちも視聴者も驚かされます。
4- 違和感のある人型「不気味の谷系」:
敵対しない宇宙人では「攻撃的」であったり「気持ち悪い」と言う様なデザインよりも、「気持ち悪さの中にも愛嬌」があったり、E.T.みたいに少し角の取れた優しいデザインが多いです。
実は、“ゼノモーフ”と並ぶとても有名な “グレイ” (この子です→👽)は上のポイントをあまり使っていません。「未知との遭遇」(1977)で現れた宇宙人が“グレイ”のようなデザインでした。グレイ系の宇宙人のデザインは金縛り中に起きる幻覚をモチーフにしていると言われる事もあるようです。
「左は未知との遭遇、右はXファイルです」
最初の印象は子供みたいな体ですが、よく見ると、手と足の比率が妙に違ったり、人間より高い知能である事をを示す大きな頭を持っています。顔も部分的に人間の顔の比率から離れていて、目が真っ黒で、ちょっと蜂の目に似ています。その違和感で不気味さが増します。
もちろんそれ以外に他のデザインポイントで宇宙人を人間に近づけたり遠ざけたりすることができます。SFの世界はあくまで想像力次第だからです。
では皆さんどんな宇宙人が一番怖いと思いますか。
ではまた~。
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