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HEXA BLOG

日記

HEXA BLOG日記2011.2.21

サンクコストの錯覚

おはようございます。マーシーです。
最近、同年代の友人達が次々と結婚していきました。
自分自身に若干の焦りを感じる今日この頃ですふらふら
本日は「サンクコスト」について話をしたいと思います。
「サンクコスト」というのは投入した資金のうち、回収できない費用のことです。
日本語では「埋没費用」とも呼称されますふくろ
簡単な例を挙げて説明してみましょう。
ゲームを5000円で購入しました。
事前情報によればクリアするまで10時間かかります。
しかし、序盤で自分には向いていないと感じてしまいました。
この場合の選択肢として
1ゲームをやめる:ゲームの購入資金5000円を失うが、プレイ予定の10時間は他に有効に使うことができる。
2ゲームを最後まで続ける:ゲームの購入資金5000円を失い、さらに10時間を消費する。
どちらの選択肢を選んでもゲーム購入資金5000円を回収することができません。
これが「サンクコスト」です。
上記ではゲームをやめることが合理的な選択だと思います。
ですが、
「5000円の元をとらないと…」
「もしかしたら、もう少しプレイしたら面白くなるかも…」
と考え、プレイし続ける人も少なくないでしょう。
もし、途中でどんでん返しがあり、プレイが有意義なものになった場合、
5000円は「サンクコスト」にはなりません。
しかし、大抵の場合、損失の拡大を招くケースが多いようですがく〜(落胆した顔)
参考URL
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9F%8B%E6%B2%A1%E8%B2%BB%E7%94%A8
さて、ソフトウェア開発にも「サンクコスト」が発生します。
自分が作成したプログラムに重大な問題が発生し、
現状のプログラムでは修復・拡張することが困難である場合、
1全てを書き直す
2そのまま修正を続けていく
という選択を迫られることがあります。
「せっかくここまで作ったのだから…」
と考えそのまま修正を続けると、
より深みに嵌ってしまうかもしれませんバッド(下向き矢印)
勿論、作り直すことが必ずしも正しいわけではないでしょう。
しかし、上記の状況に陥った際は
「それまで費やしたコスト」を判断基準に入れるのではなく、
「これから費やすコスト」に重点を置く必要があります。
と偉そうに解説したのですが、
実際の開発で作り直しは難しいですあせあせ(飛び散る汗)
ただ、より少ないコストで問題解決を行うため、
「サンクコスト」を意識することは重要だと感じました。
ソースコードをすべて書き直すか、それともそのまま修正していくか。
どちらも書き換える最低限のコストはかかりますが、
できるだけコストを減らせるように心掛けたいと思います。

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