HEXA BLOG
ヘキサブログ
日記
日常にある地形的エモーショナルコントロール
こんにちは、ブリテンです。
先日、池袋に新しくできた映画館「グランドシネマサンシャイン」に、
「Annabelle Comes Home(邦題:アナベル/死霊博物館)」を見に行ったのですが、
このグランドシネマサンシャインがとてもとても素晴らしかったです。
入口やチケットブース周辺は、新宿のTOHOシネマズに近いのですが、
チケットを購入し、シアターに向かうためエスカレーターに乗ると、
こんな光景が目に入ります。
ボエーッ!!!カッケェーッッッッ!!!!
途中の壁にも往年のマスターピース映画ポスターがズラリ
めっちゃ興奮させてくるじゃん!!
といった具合に、これから映画を観る人の期待感を煽ってきます。
ちなみに、今回私が観た映画はIMAX上映でして、
グランドシネマサンシャインですと、最上階にシアターがあります。
私はいくつかのエスカレーターを
壁沿いに張られた映画ポスターを楽しみながら上がっていきました。
そして最上階へと続くエスカレーターに差し掛かった時、
そこの壁には何もありませんでした。
「お?なんでここだけないんだ?」
そう思いながら、最上階に向かうべく、ごく自然と目線を上げると…
目に飛び込んできたのは、はちゃめちゃに大きなスクリーンが…!
というのも、最上階の天井は一面スクリーンになっていたのです。
(その時スクリーンでは、某今から晴れる映画の予告がやってました)
加えて、最上階の壁は一面ガラスとなっており、
池袋の街を一望させ、開放感を感じさせます。
(写真は上手く撮影できる自信がなかったのでしませんでした)
(それぞれの目で確認してください)
さて、ゲームのレベルデザインにおいての手法の中に、
「特定の場所を印象づけるため、
そこにたどり着くまでの道に予感を配置させたり、視界を限定させる」
というものがあります。
よくあるのが、
ボス戦前の階段脇に怖い像をズラッと並べて、ドキドキ感を煽ったり、
洞窟を抜けた後に、世界を一望させる高台を設けて、開放感を強調したり…などです。
もちろんこのような「地形を利用したエモーショナルコントロール」は
ゲームの中で発明されたわけではなく、
古くはパルテノン神殿への道など、文化的または宗教的建築等に見られる手法です。
ですが、そういった手法はかならずしも重要文化財的な場所に行かなくとも、
映画館や駅、美術館や街そのものに多く潜んでいます。
「地形を利用したエモーショナルコントロール」に着目しながら、
見慣れた道を歩いてみると、また何か新しい発見があるかもしれません。
(ああ、はやくJOKERとジョン・ウィック観たいな~)
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