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HEXA BLOG

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HEXA BLOGゲーム2017.8.29

過ぎ去りし言葉を求めて

いつか、誰かが私を打ち負かすだろう。
だがそれは今日ではないし、お前にでもないし、ミッツです

 

前回のブログ担当のオサえもんからドラゴン続きということで
今が旬のやつでいきましょう。
絶賛発売中の
『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』

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皆さん、ゆうべはお楽しみでしたでしょうか?
私はそれまでプレイしていたゲームがようやく区切りがついて
つい先日にようやく3DS版を購入、旅路に出たばかりのところです

 

思い起こせば小学校2年の頃、当時の私はファミコンというゲーム機の
ことも分からないまま、初めてドラクエというテキストのゲームに踏み込み、
そのまま魅惑のRPGという沼地に沈んだのでしたが、
このドラクエあればこそ、敬愛する妖魔司教ザボエラと出会えたと思えば
その感慨もひとしおといったところです。

 

さても今回の最新作XIをプレイして感じたのも、変わらぬ“ドラクエらしさ”
シリーズはすでにナンバリングタイトルだけでも11作を迎え、
随所は今のトレンドに即して調整されているにも関わらず、
いまだ根元に感じるドラクエらしいという伝統の持ち味には舌を巻きます。
根幹で小学2年の体感を思い起こさせるというのはけっこう凄いことです

 

そこで今回のブログでは、過ぎ去りし時のタイトルに即して、
小学校2年生の私の過ぎ去りし日々を振り返って
特に印象深い『ドラクエで初めて知った日本語』をご紹介したいと思います。 

 


 

 【5位】

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ドラゴンクエストIの戦闘時、コマンド入力待ちの間に表示されている言葉。
「かいしん」や「つうこん」とどっちを取るか迷いましたが、
印象深いというか、そもそも当時、何なのかまるで分からなかった単語と
いうことでこっちを選びましたですね。
後にこの「コマンド」というものの意味を知ってからも、この言葉には何か
違和感のようなものを覚え続けていました。
そうした意味で今でもなかなか印象深い言葉です。
後に、II以降の作品からはこのコマンドという表示が消えていることから、
これはRPG黎明期だからこそ出会えた言葉だったのかもしれません。

 


 

【4位】

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洞窟でドクロを見かけて調べた時に表示されたのが
すでに有名な「ただのしかばねのようだ」というフレーズでした。
死体らしきものがあって、それを調べたというのに「ただの」という言い草。
当時の自分はまったくそれが理解できず、「しかばね」は死体のことではなく、
もっと道端のゴミみたいなものを指した言葉と思ったものです。

 

後に「しかばね」の意を知ることになり、主人公の死体に対する無頓着さに
ドラクエ世界のバイオレンスな風情を感じて恐怖したものです。

 


 

【3位】

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装備品を「つかう」してみた時に発生するフレーズです。
振るという意味は当時の私も分かっていましたが、かざしたとは一体どういう
ことだろう、という具合に初めて知ることになった表現でした。

これは、「いかずちのつえ」で偶然発見することができたテキストでした。
一度、いかずちのつえでこの言葉を見つけて以来、何かにつけ
装備を「つかう」してみるわけですが、ほとんどの装備では何も起きない。
つまり、この「ふりかざした」という言葉は、当時の私にとって、
特別効果を発見時だけ見られる発見おめでとう的レアテキストなわけです。

 


 

【2位】

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全滅後に王様から言われる、ドラクエの名言としておなじみのアレですね。
子供の頃は、それはそれは大量に死んでおります。
まさか王様からゴールド半分、ネコババされてると夢にも思いませんでした
それに重ねて「なさけない」という言葉をかけられるも、それがどんな意味かも
分からず、なさけという表現が含まれてるので「かわいそう」くらいの意味かと
とりあえず当時、小学校2年頃の私は解釈していたのです。
もうこれは、本当に当時の私がかわいそうですね。
王様ともあろう偉い人が、そんな手ひどいことを言ってくるなんて全然想像が
できなかったんですね、権力者を甘く見ていました。
真意(とネコババ)が明らかになった時、メロス並に激怒しました。

 


 

【1位】

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ドラゴンクエストではじめて知った日本語の中、私が一番好きになったのが、
なんといっても、この「となえた」ですね
なんと素晴らしいフレーズでしょうか
呪文を「言った」でもなく「使った」でもなく、この奇妙で耳障りの良い
口ずさむだけで気持ちがよくなる動詞が使われていたことが、
いっそう呪文というものの持っている不思議な魅力を私に感じさせました

 

もうこれこそが自分的にはベスト・オブ・ドラクエ動詞ですね。
昨今の日常生活のなかでは「となえる」ことなんてそうそうないだけに、
この言葉は今も私の中で燦然とファンタジーの頂点として輝いています。

 


 

以上、日本語で振り返る私の過ぎ去りし時の話でした。
誰かが己を振り返った時、その人の過ぎ去りし時の一部になっている
そんなゲームを今、自分も作っているかもしれない、そんな風に想像し
今日もゲーム開発に邁進しております

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