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ゲーム
選択肢無限のゲームがあるんだって?
こんにちは。自己顕示欲の権化こと大阪デザイナーのどらごんです。
皆さん承認欲求は満たされていますか?
生きてるだけで褒めてくれる仲の良いネッ友をつくっておくと心がささくれることなく過ごせますよ。
風呂に入っただけで「人間として生きてる!!」と言ってくれるかけがえのない友人をつくっていきましょう。
心の通じた友人がいると更に良いことがあります。
なんと、一緒にTRPGが出来るのです!!!
というわけで自分が最近ネッ友とドハマりしているTRPGをご紹介します。
それがこちら、『クトゥルフの呼び声』
TRPGの中でも、サイコロフィクションと呼ばれるものの一つです。
CoC、クトゥルフ神話TRPG等と呼称されています。
知らねぇよ!という方の中でも、「SAN値」というワードは聞いたことがあるのでは?
この「SAN値」は『クトゥルフの呼び声』が発祥の単語なんです。
YouTube等にも多くのリプレイ動画が上がっていることもあり、昨今最も有名なTRPGと言えるのではないでしょうか。
さて、この『クトゥルフの呼び声』。文字数多くてしんどいので、以下CoCと書きますが。
一体何がそんなに人気なのか?
謎解きを楽しんだり、技能を使った交渉を行ったり、
正気を失ったプレイヤーが発狂する演技に浸ったり。
人によって推しポイントは様々かと思います。
自分が一番魅力に感じるのは、
サイコロフィクションTRPGの中でも『自由度が高い』という点です。
サイコロフィクションとは、サイコロを振ることで行動の成否を決めるルールです。
CoCでは最初にキャラクターのステータスを決めておき、その値以下の出目が出ると成功になります。
例えばプレイヤーAのキャラは<キック>のステータスが25%だとします。
100面ダイスを振って、25以下なら成功となり、キックで敵にダメージを与えられます。
大体のサイコロフィクションだと、こんな感じ。
GM(進行役の人)「PL(プレイヤー)1が行動できます。<忍び歩き>で成功してください。見張りに気付かれずにアイテムを取れます」
PL1「(ダイスコロコロ)失敗しました」
GM「見張りがあなたに不審な目を向けています。あなたはその場を撤退することになります。次はPL2の行動順です……」
これ、良くも悪くもシステマチックですよね。
サイコロフィクションにはフェーズ、ターン性等が含まれていることも多いため、全ての人が平等に行動できます。
しかし1ターン1行動となると、なかなかキャラ性のあるロールプレイングや、自由度のある行動はしづらいです。
特別ターン性のないCoCだとこんなことが出来ます。
GM(進行役の人)「見張りに気付かれずにそのアイテムを取るには<忍び歩き>で成功してください」
PL1「<忍び歩き>の技能値が低くて不安だなぁ…見張りを説得したらアイテムを受け取れませんか?」
GM「OK,採用します。代わりに<説得>技能で成功してください」
PL1「(ダイスコロコロ)成功しました!」
GM「見張りはあなたの話を聞いて、自分が黒幕に騙されていることに気付きました。お礼としてアイテムを渡してくれました」
と、GMに交渉してみることで、より成功度の高い技能で試させてもらえたりします。
また、ロールプレイしているキャラクターの性格が「優しく真面目」な設定だったら、
監視の目を盗んでアイテムを取るより、説得して真摯にお願いする方がイメージに近いですよね?
「短絡的な乱暴者」だったら、<こぶし>や<組みつき>で力業!となったり。
行動選択の自由度が、キャラクター制の魅力を増す点もCoCの良さではないでしょうか。
またまた、こんなことだってできます。
GM「見張りに気付かれずにそのアイテムを取るには<忍び歩き>で成功してください」
PL1「<忍び歩き>の技能値が低くて不安だなぁ…」
PL2「さっき小屋で見つけた火薬に火つけます」
GM「えっ……いいけど………」
PL2「見張りはどうなった?」
GM「大慌てで火の手の上がった小屋を見に行きます。監視の目がなくなったので<忍び歩き>を使わなくてもアイテムが取れます」
PL1・2「やったぜ(ダブピ)」
こんな情報の取り方だって可能なのです。(※大盛に盛った例です)
発想や機転次第でダイスを回さなくてもシナリオを進行させることもできるのです。
CoCの行動は大体において、GMがいいと言ったら良いのです。
戦闘をしないといけない場で平和的解決を試みるのも、GMがいいと言ったら良いのです。
NPCを<APP>(容姿)で魅了して恋人にすることも、GMがいいと言ったら良いのです。
初期持ち物にフィリピン爆竹を大量に持っていくことも、GMがいいと言ったら良いのです。
とはいえ、そういったプレイングが苦手なGMさんもいます。
ダメなもんはダメなので許されなくてもごねないでください。自由度よりも大切なものを失います。
TRPGもゲームである以上、一定のルールとゴールが存在します。
しかし、CoCは必ずしもきっちりしたルールの中で、ゲームをクリアすることが目的ではありません。
GMさん含め、『参加者全員が「楽しかった」と言って終われること』が大事なのです。
これは公式ルールブックにも書かれているとても重要なことです。
自分はCoCの「運と閃きのバランス」の絶妙さと「自由度の高さ」、そして「完璧な機転を利かせられた時の自己陶酔感」に魅了されました。
是非一度プレイして、自分に合った「楽しさ」を見出してみてください!
CoCの公式ルールブックは6000円と少しお高めですが、
プレイするシナリオは、別途販売されているものの他、アマチュアの方作成の無料のものも沢山公開されています。
つまり初期投資6000円で無限に遊べるということですね。実質無料ですね。
今はオンラインでセッションが出来るツールも多く開発されているので、
物理的に横にいてくれるお友達がいなくても、ネットの力でいつでも遊べます。インターネットはすごいんだ。
(ネット上にもお友達がいない場合のプレイ環境は保障できません。ご了承ください)
気になった方は是非遊んでみてください~。
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