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HEXA BLOG

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HEXA BLOGその他2015.11.25

「水曜どうでしょう」と旅の残骸

皆様、お久しぶりです。
大阪開発グラフィックデザイナー兼「自転車」担当、
降旗です。

 

前回前々回と北海道での自転車旅行の経緯を書かせていただきました。
今回は、その際、密かに実行していた「自己満足の行動」と、
それを撮影した「旅の残骸」とでも呼ぶべき写真をご紹介させていただきます。

 

そう、ネタ切れです!

 

さて、タイトルにもあります通り、
僕は、伝説の北海道ローカル旅番組で、
俳優の大泉洋を輩出したことでも有名な、
「水曜どうでしょう」のファンでございます。

 

わざわざ北海道に行くとなれば、
いわゆる「聖地巡礼」を含めて、
「何か水曜どうでしょうを絡めた事をやりたい!」
となるのは、当然の帰結でした。

 

そこで行ったのが…

 

「水曜どうでしょうの名言」をしたためたTシャツを事前に用意し、
旅の途中で自分の心情に合わせてそれらを着た記念写真を撮る!
というものです。

 

「水曜どうでしょう」は、
あまりに無計画な旅ゆえに、度々過酷な状況を生み出し、
その際に生まれた様々な名言で名を馳せた番組です。
そんな名言を自分の旅の状況に合わせて着用し、
撮影した写真を残すことで、
「なんか楽しい気持ちになるんじゃないかな…」
と思いました。

 

「だから何?」というお気持ちは分かりますが、
それを言ってしまったら終わってしまいますので、
グッとこらえてもらってよろしいでしょうか。

 

では、さっそくご紹介させていただきます。

 

■名言その1
「常に初陣」

20151125_001

●どうでしょうの状況:
 「騙され芸人」とまで呼ばれた大泉洋の一言。
 毎回自分が何処に連れて行かれるのか分からないまま、
 全てを受け入れてきた男の力強さを感じる名言です。

 

●降旗の状況:
 一言で言うと「イキがっている」です。

 出発前のアパートの前での1コマで、
 この2日後には夜の峠でパンクして
 半泣きとなる男の物とは思えない
 自信に満ち溢れた背中をしています。

 

■名言その2
「何がおこるか わからないから 旅なんだ」

20151125_002

●どうでしょうの状況:
 ネットを調べてもどの企画か思い出せない…
 多分四国八十八箇所のどれかで大泉洋が言った一言。
 無謀な旅を重ねる、
 水曜どうでしょうを象徴する名言となっております。

 

●降旗の状況:
 一言で言うと「虚勢を張っている」です。

 前述の「夜の峠でパンク事件」に打ちのめされた自分を
 何とか鼓舞しようとしている健気な一枚になっています。
 この名言は汎用性が高いので、後にとっておこうと思ったのに、
 あまりの過酷さに早々に使ってしまいました。

 

■名言その3
「絶景しかなくなるんだぞぉ」

20151125_003

●どうでしょうの状況:
 霊験あらたかな、四国八十八箇所巡礼を、
 あろう事か罰ゲーム扱いした企画に対する一言。
 「四国という土地」全体を田舎だからとディスった、
 スケールの大きな名言です。

 

●降旗の状況:
 一言で言うと「ようやくそれらしくなって来た」です。

 初日から散々な目に会って、
 ろくに景色を楽しむ余裕もなかった男に訪れた束の間の安息。
 前述の意味から、意図せずに
 「北海道という土地」を若干ディスってしまっています。

 

■名言その4
「熊いるからね 大きな声 出してった方がいいよ!」

20151125_004

●どうでしょうの状況:
 カナダのユーコン川のほとりで用を足そうと
 森に入っていく大泉に向かって掛けられた一言。
 面白ければ何処へでも連れて行くという、
 水曜どうでしょうの過酷さがよく出ている名言です。

 

●降旗の状況:
 一言で言うと「本当に出る場所だとは思ってなかった」です。

 「滝を見に行こう!」という気軽な動機で踏み込んだ山中で撮ったのですが、
 何回か熊が出た実績のある場所だったため、
 後で見たら完全な悪ふざけ写真になってしまいました。

 

■名言その5
「お尻がランブータン」

20151125_005

●どうでしょうの状況:
 カブ(原付)でベトナム1800キロを縦断するという企画の中での一言。
 お尻が擦れて座ってられない状況を、東南アジア原産の果実になぞらえた、
 お洒落な名言となっています。

 

●降旗の状況:
 一言で言うと「お尻がランブータン」です。

 お尻パッドなしで走っていたため、
 奇跡的にこの名言通りの状況になってしまいました。

 

■名言その6
「ここをキャンプ地とする」

20151125_006

●どうでしょうの状況:
 厳寒のドイツの道端での車中泊を決定した時の一言。
 宿の確保も出来ていないのに美味い夕食を優先した男達に対する、
 番組ディレクターからの厳しさ溢れる名言となっています。

 

●降旗の状況:
 一言で言うと「…zzz」です。

 旅も終盤になってきており、体中ぼろぼろになっている中撮った一枚。
 タイマー撮影のシャッター音を聞くことなく意識を失って、
 気が付いたら翌日の朝でした。

 

■名言その7
「これ以上北に行ったら僕は死にます」

20151125_007

●どうでしょうの状況:
 上記名言の翌朝に放たれた一言。
 あまりの寒さに、普段は全然喋らない撮影担当ディレクターから放たれた、
 重みのある名言です。

 

●降旗の状況:
 一言で言うと、「エゾシカですら雨宿りしてたというのに…」です。

 釧路湿原でゲリラ豪雨を喰らって凍えている最中に、
 ふと見ると、湿原に生えている樹木の下にエゾシカを発見した時の空しさが、
 胸に去来した時に撮った一枚です。
 あの瞬間、釧路湿原で最も野生的な生き物は僕だったのかもしれません。

 

■名言その8
「ありがたいなぁ…」

20151125_008

●どうでしょうの状況:
 前述、四国八十八箇所巡礼の最中に大泉が発した一言。
 困難を乗り越えて悟りを開いた人間はどんな事に対しても、
 「ありがたい…」と思えるようになるという、
 短いながらも珠玉の名言となっています。

 

●降旗の状況:
 一言で言うと「帰りてぇ…」です。

 数々の困難を与えてくれた北海道に対して
 感謝の言葉を述べたいところだったのですが、
 上記名言のような悟りの境地には至れず、
 ただただ、「早く家に帰りたい…」という気持ちが込められた一枚です。

 

…さて、
「いったい、何を見せられているんだ?」、というお気持ちはわかりますが、
みなさんにとってはどうでもいいこの行為、
ゲーム的に言って、「北海道を、函館から釧路まで走破する」事が
「メインクエスト」とするならば、
この一連の写真撮影は僕にとっては重要な
「サブクエスト」でした。

 

終わりの見えないメインクエストの中で
小さな達成感や、少しの満足感を与えてくれるという意味では、
この「ちょっとした遊び心」は、僕にとって本当に救われるものだったのです。

 

今我々が行っているゲーム開発だけでなく、
何事にもこの「ちょっとした遊び心」を設定することで、
心が折れることなく、乗り切っていけるのではないかなあと、
この旅を通じて感じました。

 

さあ、そんな厳しいゲーム開発の合間にも遊び心を忘れずに
一緒に乗り切っていけると仰る開発者の皆様!

 

弊社では一緒にゲーム開発という「メインクエスト」を達成してくれる、
「遊び心を持った仲間」を常に募集しております!

奮ってご応募ください、よろしくお願い致します。

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