HEXA BLOG
ヘキサブログ
アナログゲームゲーム
カードゲームをつくってみよう!
こんにちは! プランナーのハタウチです。
もう11月中という事もあって、徐々に寒くなってきましたね。
こんな季節は、「室内で楽しくまったりとゲームを楽しむ」が一番です!
また年末年始では、親類の方たちと集まることも多いと思います。
そんな時には、自分の考えた「オリジナルのカードゲーム」を披露しちゃいましょう!
えっ ハードル高い?
【オリジナル】という言葉があるだけで
「難しそう」 「絶対無理やん」
と思われる方も多いでしょう。
だけどね。奥さん、騙されたと思って試してみて!
マジで簡単! ちょっと考えるだけで、
すぐ「オリジナルのカードゲーム」なんて作れちゃいますから。
では、実際に私が今年、社内で考えたものをサンプルに
カードゲーム作成の流れを紹介していきましょう。
■STEP①:ゲームのコンセプトを決めよう
まずゲーム企画をつくる上で、非常に重要な箇所ですね。
ここがしっかりしていないと「何が楽しいのか」分からないゲームになっちゃいますから。
ここでは、あなたの「やりたいこと」をいくつか挙げてください。
私の場合は、完全に私欲です。
社員旅行で盛り上がるゲームにしたい
移動中のバスの中で遊びたい
「ヘキサドライブ!」と叫びたい!
(何それ、何それ、と他の社員が気になる様を楽しみたい)
と、こんな感じですね。
それでは、オリジナルカードゲーム「HEXADRIVE」の作成開始です。
■STEP2:カード素材を探そう
では、一番最初に思いつく問題から。
「オリジナルのカードなんて、つくるの大変やんか!」
はい。その通り。
カードデザインなんて、素人がそう簡単にできるものではありません。
ですので、ここは
先人が生み出した「トランプ」などのカード
を利用させて頂きましょう。
UNOや花札など、なんでもOKです!
※もちろんデザインが好きな方はチャレンジ頂いてもOK!
ただし、オリジナルのカード素材がなくても新しいゲームはつくれちゃうんです。
「HEXADRIVE」の場合、
・持っていきやすい
・バス内で遊びやすい
・最悪、他のゲームも遊べる
という事から、オーソドックスな「トランプ」を選択しました。
■STEP3:ルールの方向性を決めよう
おそらくここが一番時間がかかる、かつ難しい所です。
「どうすればいいの」と思う方が多いでしょう。
でもね。ヒントは既に存在します。
それは STEP1で考えた「コンセプト」 です
「コンセプト」の内容を押さえることで、ルールの大まかなビジョンが見えてきます。
「HEXADRIVE」の場合ですが、
社員旅行で盛り上がるゲームにしたい
盛り上がる⇒ワイワイ遊べる、という事なので、
「発声」 が一つのキーワードになります。
「UNO!」や「ダウト!」など、何かしらを「発声」する形にしましょう。
叫ぶなら、ここはやはり「ヘキサドライブ」ですね。
移動中のバスの中で遊びたい
「7ならべ」のように「カードを置く」タイプのゲーム性では、
ある程度の広さが必要なため、バスの中で遊ぶことができません。
最小限の山札などの配置のみとして、基本は手札で遊ぶ形 にしたいと思います。
「ヘキサドライブ!」と叫びたい!
叫ぶからには意味がほしい所です。
HEXA(ヘキサ)はギリシア語で「6」を意味する言葉ですので、
「6」に意味を持たせたい ところです。
このような感じですね。
方向性がある程度決まってくると、フワッとしたイメージが見えてくると思います。
■STEP4:ルールの詳細を詰めていく
STEP3で出したルールの方向性を基にして、ゲームのルールを構築します。
といっても、新しいルールを0から生み出すことは難しい ので、
他のゲームを参考にしつつ、「面白い」と思う箇所は、美味しく頂戴しましょう!
また、ここからは 他の人と一緒に、話し合いながら考えるのがオススメ です。
「HEXADRIVE」の場合だと、
「ヘキサドライブ」と叫びたい!
⇒ダウト、のように一定数を超えたら「ドライブ!」と叫んで指摘するゲーム性にしよう!
⇒お題の数値を超えないように、手札から1枚ずつ場に出していくゲーム。
⇒「手札を全て無くす」ことを勝利条件にしよう。
⇒指摘が成功しても手札が無くならないじゃないか。
⇒指摘成功の場合、手札からお題を出せることにしよう。
⇒1枚だけのお題じゃメリットないから、お題は2枚の合計としよう。
⇒指摘失敗の場合、山札から手札に加えよう。
⇒「6」に意味を持たせるにはどうする?
⇒指摘されたときに「6」の倍数だったらお題を超えた数値でもセーフにしよう。
⇒たまたま6の倍数になってもつまらない。
⇒表裏交互に手札を出す形にして、少しだけ場のカードが見えるようにしよう。
⇒お題が小さい時、1番目が表なら2番目の人がすぐ指摘するんじゃね?
⇒1番目は裏で手札を出し、2番目が表で、という形にしよう。(奇数が裏出し)
という感じで、ドンドンとルールを決めていきましょう
ダメだなと思った部分は切り離し、新たなルールを付け足し、を繰り返していきます。
■STEP5:テストプレイをしてみよう
ある程度ルールが固まったなら、人を集めてテストプレイをしてみましょう。
「オリジナルゲームを考えたんだけど、
一緒にテストプレイしてくれない?」
という呪文を唱えれば、効力は絶大です
こころよく引き受けてくれるでしょう。
あとはテストプレイしながら、ルールを調整していくのみです。
より楽しめる方向へ、意見をもらいながら完成させてください。
以上が、オリジナルカードゲームをつくる簡単な流れとなります。
つくったゲームで、みんなと楽しむことができると、
今までにない充実感が味わえること、間違いありません!
是非、皆さんもチャレンジしてみてくださいね!
※以下に「HEXADRIVE」の完成版をご紹介。
この年末年始に遊んでみてください☆
【HEXADRIVE】
・トランプA~K+ジョーカー2枚の計54枚を使用します。
・4~7人用のゲーム。(3人、8人でも可能。9人はカードが足りないので無理。)
■はじめに
場に2枚のカードを伏せて、各プレイヤーに6枚手札を配る。
残りは山札。
手札カードがなくなったものが勝者です。
最下位が決まるまでゲームは続きます。
■ゲームの流れ
1、じゃんけんなどではじめに手札を出す人を決める。(勝者からスタート)
※同じ面子で2回目以降の場合、最下位からスタート。
2、伏せた場の2枚のカードを開示する。
2枚の合計数がお題となり、それを超えるとアウト。
ただし、カードの合計が「6の倍数」の場合は例外的にセーフ(通称「ヘキサ状態」)
3、1人目はカードを開示して出す。以降、奇数番目は開示出しする。
4、2人目はカードを伏せて出す。以降、偶数番目は伏せ出しする。
5、手札を出す際に、場に出ているのカードの合計値が
”お題の数値を超えている” & “6の倍数でない”
と思ったら「ドライブ!」と宣言する。
6、場に出ているカードを全て開示する。
・お題の数値を超えている & 6の倍数でない 場合(ナイスドライブ!、ノットヘキサ!)
→最後にカードを出した人は、山札から2枚を手札に加える
ドライブ宣言者は、次のお題カード2枚を手札から出す。
・数値を超えていなかった場合(ノットドライブ!)
→「ドライブ」宣言者は、山札から2枚を手札に加える
最後にカードを出した人は、次のお題カードを手札から2枚出す。
・6の倍数だった場合(ナイスヘキサ!)
→「ドライブ」宣言者は、山札から2枚を手札に加える
最後にカードを出した人は、次のお題カードを手札から2枚出す。
※お題カード提示時に「あがり」も可能。
また1枚しかないときは不足分を山札から出す。
※お題カードを提示する人がすでに「あがり」の場合、
山札からお題カードを2枚出す。
7、再度3~6を残り二人まで続ける
8、残り二人になった時から「サドンデス」突入。
以降、最下位が決まるまで、場に出すカードは全て伏せて出す。
■特別ルール
・残り1枚宣言
→手札が残り1枚になった時、「ヘキサドライブ」と宣言する。
宣言せずに次の人がカードを出すorドライブ宣言 した場合、
+2枚を手札に加えてゲームを続ける
・ジョーカー
→出した直後は「ドライブ!」が効かないワイルドカード
お題、合計計算時などは「0」として扱う。
ただし、最後の1枚として持っていることはNG(+2枚引く)
・ロック
お題2枚のカードが同じマークの場合、同マークカード+ジョーカーしか出すことができない。
(だしてもよいがドライブされるとアウト)
ただし、裏向きで出す場合はドライブ宣言されなければセーフとなる。
・勝者の特権
→同じ面子で再度ゲームを行う場合、1位から最下位へ任意で1枚カードを渡すことができる。
・敗者への慈悲
→開始時に唯一1枚カードが多い状態となるため、一番最初にカードを出すことができる。
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