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HEXA BLOG

アプリ紹介

HEXA BLOGその他アプリ紹介2015.10.28

スケジュール管理ツール

お久しぶりです、ナカムラです。

 

このブログをご覧になっている方で、チームでのゲーム制作を体験された人、結構いらっしゃる事と思います。

その中で、ゲーム制作のスケジュール管理をされた事がある方…となると、一気に数は減ってしまうのではないでしょうか?

今回は、ゲーム制作のスケジュール管理をされた事がある方へ向けた内容となります

 

 20131203_separater

 

さて、ゲーム制作のスケジュール管理をされた事がある方、どのような方法で管理されていましたでしょうか?

Excel でスケジュール管理をしている方も多いのではないでしょうか?

学生さんが短期間で行うチーム制作なら、Excel でのスケジュール管理でも充分かと思います。

しかし、チーム規模が大きくなってきたり、開発期間が長くなってきたり、作業予定を臨機応変に変更する必要が出てきたりすると、Excel でのスケジュール管理が徐々に辛くなってきたりします

以下、Excel でスケジュール管理をしている場合に聞かれる不満を、幾つか取り上げてみます。

 

 

 

誰が何の作業をしているのかは分かるけど、どの機能がいつ完成するのかがよく分からない  

Excel でスケジュール管理をする際のスタンダードなフォーマットとしては、縦軸に作業者を並べて、横軸に日付を並べる形かと思います。

つまり、誰がいつどの作業をする予定になっているのかが、一目で分かる形になっている訳ですね

しかし、ある1つの機能を複数の人が協力して作り上げている場合、その機能実装がいつ完了するのかが、分かりにくくなってしまいます

例えば、Aさんの予定に「プレイヤー必殺技実装」という作業があったとします。 「じゃあ、この作業が終われば、プレイヤーが必殺技作業が完了するんだな」 と考えてしまいかねませんが、そうとも限りません。

「プレイヤーの必殺技エフェクトリソース作成」

「プレイヤーの必殺技エフェクト再生」

「プレイヤーの必殺技SEリソース作成」

「プレイヤーの必殺技SE再生」

「プレイヤーの必殺技による敵ダメージ関連処理作成」

というような関連作業が全て完了して、初めて完成と言えますよね (少なくとも、ユーザー目線ではそれが完成のはずです) 。

これらの作業はプログラマの作業だけではありません。

エフェクトデザイナーやサウンドクリエイターの作業も含まれています。

つまり、作業者毎に並べられたスケジュール表を見た上で、

「プレイヤー必殺技実装に関連する作業は誰が担当してたかな…?

 えーと、この人とこの人と…」

という事をいちいち頭の中で整理しないと、対象の機能実装が完了する時期が分からないという事になるのです。

 

 

Excel に書かれてる作業が細かすぎる

Excel に書かれてる作業が大雑把すぎる

このような、まるで正反対の意見が同時に挙がる事があります。

チーム規模が大きくなると、立場によってスケジュールに関するどういった情報を欲しているかが異なってきますから、こういう事もあり得るんですね

管理者レベルの視点だと大雑把な粒度のスケジュールで充分ですし、作業者レベルの視点だと細かな粒度のスケジュールを確認したくなるのも分かりますので、両方とももっともな意見ではあるのです。

 

 

休日を跨いだ作業を管理しにくい

Excel でスケジュール管理をする場合、その横軸に日付を並べていく事になるかと思います。

その上で、土日や祝祭日を明記して、そこには作業を乗せないように気をつける必要がありますよね。

しかし、作業の開始日を変更する度に、休みの日を考慮した上で終了日を設定し直すのは、結構な手間になります

これに関しては、そもそもExcelには休日を載せない(作業可能な日だけを管理する)という形にすれば、Excel でもなんとか対応可能だとは思います。

 

 

作業同士の関連性が分かりにくい

作業担当者が個人で進められる作業もあれば、他の人の作業を待たなければ進められない作業もあります。

「私のこの作業は、Aさんが担当しているこの作業が完了しないと、始められない」

という情報を Excel 上に記載するのは結構厄介だと思います。

スケジュール管理者は、開発状況を見ながら作業の順序や担当を適宜入れ替えたりします。

その際に、この情報無しに作業を入れ替えてしまうと、

「ちょっとちょっとAさんの作業が終わってないのに、私の作業は進められないよ

 勝手に入れ替えないで

という事態を発生させる恐れがあります。

 

20131203_separater

 

スケジュール管理ツールは色々ありますが、少なくともこの5点をクリアしているものが望ましいかと思います。

もっとも、チーム規模が数名程度のものであるなら、スケジュール管理者が頭の中で理解さえしていれば、何の問題もありません

しかし、チーム規模が大きくなって、スケジュール管理者さえも複数人存在するようなスケールになると、各自の頭の中で整理させるのは危険だと思います

フリーでありながら、この5点をクリアしているプロジェクト管理ツールとして、GanttProject があります (フリーなので、足りない機能も色々ありはしますが)。

Excel での進捗管理卒業の第一歩としては、お勧めできるかと思います。

興味のある方は是非ダウンロードしてみた上で、上記の問題点がどのように解決されているのか、確かめてみて下さい

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