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HEXA BLOG

カメラ

HEXA BLOGその他カメラ2019.5.21

トリフィドの日、またはデータの整理保管あと構図の学習

カメラを持って旅行に行こう!
のっけからタイトルを完全無視のデブサポのインフラ担当ささきです。

みんなカメラ好きだよね?
僕は好きです。

恩師の影響でカメラを始め、ある程度お金が自由になるとチョコチョコと買い足してきました。
Nikomat FTn、Nikomat FT3、NikonD40、D70、とつないできたNikonの一眼の系譜ですがこの春新しいカメラをお迎えしました。
あちこちボロが出て来たメイン機のD80から一足飛びに現代的なミラーレス一眼、Fujifilm X-T2です!

広告が駅にバンバン出てるし弊社品川だからフジ写じゃなくてNikonもしくはSONYだろ、と思う気持ちはありましたが、流石にNikon一桁機やαには手が出ない。おまけにD70からだと周辺機材の全てが一新となるので予算倍増。さすがに手が出ませんでした。そこで今回は妻のカメラ購入に併せて、自分も同じ会社の製品をお手頃な中古で仕入れることにしました。

Nikon派としてはぐぬぬ、という部分はないわけじゃないですが、D一桁はデカイ重い高い、Zはまだまだお高い、Dfはなんかこうスペック的には好きなんだけど手に持ったときにしっくりこない(発売当初からカメラ屋行くたびに持ってる)等々の理由に加えフジ写のカメラデザインが「これ!こういうの!」という琴線に触れるクラシックなデザインだったため購入を決意しました。

さてカメラを持って旅行に行こうということで、GWの10連休で韓国はソウルに旅行した写真と近所で行われたお祭りの様子などを何枚か

レンズの汚れがハッキリわかるのであれですが、展望台の向こうが所謂「北」です

さすがに観光客の来るところにそういうものは設置しておらんじゃろと思ったけど、実際に確かめる気はサラサラありません。あとそういう系の言葉は日本語由来のが多いって聞いてたけどほんとにそうなんだ感

市場で売ってたダメな人はダメ系食材の豚足。むしろ脛に近い部位なので相当に食べ応えがあると思います

焼肉屋しか無い区画の名店、込みすぎて入れませんでした。これは帰りがけに

ホテルのルーフトップバーにて

人で画面二分割してみたが、流石に秋葉ではあまり効果が…

この光と影のピーキーなところにキラキラの金属、めちゃ描写しんどいところやん?このカメラ素敵…

なんとなく三角形を意識したけども今ひとつ成功してないが、勢いはよく分かる系

ダンチュウの写真大好きだったらなんとなくそれっぽいものが撮れた

構図がどれもありきたりですが、携帯で撮っているときよりもよほど構図を意識して撮っていることがわかりますね。スナップは一瞬が勝負ですから撮ってるとほんとにいろんなことを考えてシャッターを切っています。正直まだ3分割と消失点、2分割くらいしか脳内にフレームが出てこないのが悩みで、斜めの線がどうしても浮かんでこないんですよね。

フィルムで撮っている頃は細かいデータまで覚えてたもんです(28mmのレンズでF5.6でシャッターは1/60でISOは100でetc…)。このX-T2は撮像素子がいわゆるAPS-Cサイズです、ニコ爺語ではDXフォーマットですね(笑)ですのでレンズの焦点距離は1.5倍で換算すると35mmの頃と同じ画角になります。そしてミラーレスで古い人間が楽しむ遊びといえばオールドレンズをマウントアダプターつけて撮る遊びですね。

こんなのとか(ソウルの南大門で仕入れた55mm F3.5のmicro)

こんなの(全員持ってるS.C Auto 50mm F1.4)

こんなのも(必殺の135mm F2)

実際に撮ってみると焦点距離1.5倍ですからね、真ん中のいいとこ取り画角についてはまぁちょっと思うところはあります。amazonのほしいものリストにフォーカルレデューサーが入っていますが、コレはもうそのうち近々に買ってしまうでしょう。
だって実際に撮ってみると

こんなのとか

こんなの

こんなのも撮れますからね。

もうヤフオク張り付きっぱなし。憧れのツァイスもDDR版ならなんとか買えるかもしれません。M42アダプタで「ぼくのかんがえたさいきょうのそびえとれんずこれくしょん」を作り上げる日も近いかもしれません。そういえばソ連は加盟国ゼロで法的にはまだ存在しているって話聞いたことあるんですけどどうなんでしょう?

さてさて、このように旅行にカメラを持って行くと、思わず撮りすぎてしまいますね。
4月の末にこのカメラが来てから今日までに撮影枚数が3500枚ほど、1枚のデータサイズが10MでRAWと併用しているのでおよそ60Mほどが1枚の写真に使われます。ファイル数3500でサイズは計算上210GBです。使うのかRAWを、現像するのかLightroomで?え、個人でCC買うとLightroomとPhotoshopがついて月々980円だって!?という疑問はさておいて、このようなデータをどのように扱うことが我々の生活の質を向上させるのでしょうか?ポケモンのごとく厳選して「韓国旅行」や「神田祭」アルバムをデータもしくは物理で作って、選ばれなかった写真を捨てる事が果たして正解でしょうか?
写真というものは撮るのも楽しいし、後で振り返ってみるのもまた楽しいものです。ですのでここは自分の専門領域に立ち返って、細かい大量のデータをどのように安全に保管するのか?を考えていきたいと思います。

情報処理技術者試験を受けたり勉強した方はご存知でしょうが、情報セキュリティには3要素と言われるものがあります。
機密性の確保、完全性の確保、可用性の確保
この3つです。企業の場合この3つをかなり高いレベルでバランスさせるのですが、今回は自分やその家族のデータ保護という視点で考えていきます。

情報セキュリティの3要素

機密性の確保、この場合写真の漏洩ですがこれは重大なプライバシーその他の漏洩です。だって家で撮ったスナップ写真、ヨレヨレのTシャツだったり毛玉だらけの寝間着だったりするじゃないですか。そんなの全世界に公開したい?

完全性の確保は実はすごく重要で、家庭内最強のハッカー兼クラッシャーである「猫」や「幼児」からデータの改変改竄を防ぐために必要な考え方。我が家は犬ですがあの人達ホント容赦ない……なんでデリートボタンとか踏むんですかね?

最後の可用性は特に日本で暮らすのであれば絶対に考えておいてほしい項目です。僕は震災後ガレキや泥の撤去ボランティアに行って、泥の中から写真を何枚も見つけて洗浄ボランティア行きの袋に分類したことを忘れません。地震雷火事といった災害は必ずやってきて、その後で過去の写真は大事な何物にも代えがたい思い出となるのです。

というわけで、インフラ担当が考える「ぼくのかんがえたさいきょうの写真データ保管方法2019夏編」です

現在はこのフローでデータの保管をしています。
データの転送が終わり次第、カメラ側のデータは消去しています。PCはノートですので内蔵SDスロットに刺したカードにデータを保存して、Amazon Photosにアップしています。むしろPCは保管場所というよりもamazonにアップするだけのマシンです。SSDで256Gしか無いんだもん……SD内のデータは、容量が一杯になったら都度削除。スマホへの転送はSNS等への投稿用と閲覧用、更にそこからGoogleのクラウドにアップすることで縮小はされますがスマホでの閲覧には十分なデータが保管されます。PCでの作業時にはクラウドからのダウンロードかSD内にデータが有ればそれを利用します。手元に必ずデータが有るわけではない半面、明日家財一式なくなっても写真だけは取り戻せる構成です。データも不完全ながら2重にバックアップされています(GooglePhotoの容量無制限は縮小された写真のみのため)

さらに近々に実施したいなと思っているのが高機能なNASの導入です。これは家庭内のネットワークに接続できるデカイHDDです。最近は高機能になっていてクラウドとの連携が取れるようになっており、2重3重のバックアップが取れるようになっています。

 

フローは殆ど変わりませんが容量に不安のあるPCが排除され、代わりに高機能なNASが追加されました。この構成は今の所脳内で弄んでいるだけのものですが、メリットとして、現在容量が逼迫しているPC側ストレージの負荷軽減とデータの3重バックアップ(正amazon副Googleから正NAS副amazon予備Google)が可能になります。ここまですればamazonが一般向けの写真クラウドサービスを辞めるまでは家庭用としては十分なデータの保護が可能です。またamazon、Googleのアプリとの連携もありますので、ネットさえ通じていれば閲覧やデータのダウンロードについても問題がなさそうです。amazonはプライム会員であればこのサービス、写真に限っては容量無制限に利用可能です。正直これ破格な値付けなのでこれ以外のクラウドサービスはちょっと選択肢にありません。それにamazonにしろGoogleにせよ、現在考えられる最高のセキュリティが施されていることは間違いありません。先に書いた3要素を極めて安価に手に入れられるサービスです。

今回はこのように自分の欲の赴くまま、家庭内写真保存について考えてきましたが、いかがだったでしょうか?弊社のような業種ではクラウドにデータを置くというのはなかなか難しい面があります。しかしいずれ世界的に社内でストレージを抱えることが無い時代が来るかもしれません。そんなことになっては、僕らのようなエンジニアは仕事がなくなるので、あと20年は社内にサーバを抱える時代であってほしいです。多分無理なんですけどね。

どこかで書いた気がしますが、原稿は入稿前に、卒論は提出前日に、PCは締切2時間前に壊れるものです。絶対に。でのすので皆さんには予算の許す限り厳重にデータのバックアップをされることをおすすめしております。夜中に家族/友人から「HDDが壊れてデータが読めないんだけど、どうしよう」とか電話かかってきて「データ復旧サービスは20万円くらいから青天井で納期は1-2週間以上かかります」と何度ご案内したことかわかりません。実際にPCが壊れた時に、自分ではバックアップだと思ってた挿しっぱなしのSD/USBメモリからデータが読み出せなくなったという話はありふれた話ですし。サクッと悪質なウィルスに感染してファイルが読めなくなったりしますし。Googleドライブにアップしていたのに壊れたデータで上書きされて読めなくなるなんていうのも有りうる話です。転ばぬ先のバックアップ、できれば正副予備の3系統でのバックアップをおすすめして、今回の投稿締めさせていただきます。

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