HEXA BLOG
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研究・開発
視差立体視
こんにちは!イワサキです。
今日は1月20日ということで『大寒』と呼ばれる一年で最も寒い日とされる日です。
皆さん風邪にはご注意くださいね
今日は映像のお話!
テレビゲームと切っても切り離せないもの、それは「テレビからの映像」。
昨今の薄型テレビの普及やハイビジョン放送によって動画映像の標準解像度も
フルHD(1920×1080)になってきました。
では次はどうなるのかというと、さらなる解像度の精細化・コントラストの向上、
応答速度の向上など進化はとどまるところを知りません。
次のブレイクスルーは何になるのか?
それは「立体映像」です。
かつてはSFの世界の中だけだった立体映像も今や実現可能な域に達しています。
そして将来には放送も立体映像化する計画もあるとのことです。
■立体映像による「立体テレビ」の放送が2025年に開始予定(GIGAZINE)
http://gigazine.net/index.php
これはなかなかワクワクする話題ですね!
PCゲームにもGPUメーカーが立体視に向けていろいろな取り組みをしています。
■NVIDIA、家庭用立体視システム「NVIDIA 3D Vision for GeForce」を発売開始(RBB TODAY)
http://www.rbbtoday.com/news/20090109/56908.html
立体視用の眼鏡を装着して楽しむタイプですね。
平面的な映像をなぜ立体として見ることができるのでしょうか。
■ステレオグラム(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0
人間の眼は左右に対象に2つついています。
このそれぞれの視点から物体を見ると、目の位置が違いますので若干位置がずれて物体が見えることになります。
このずれのことを「視差」と呼びます。
視差立体視の原理はこちらのページがとてもわかりやすい図解です。
http://www.creatorslounge.com/seminar/003_2.html
つまり、見た物体の視差の度合いによって「近い」か「遠い」かを脳で認識しているということになります。
上記のステレオグラムというものがその視差を平面の絵の上で表現するというものです。
せっかくですので、それを実際に体験してみましょう。
将来ゲームが立体映像になったとき、そこにはどのような世界が広がるのでしょうか。
未来に先立って今ここで見てしまいましょう。
今回もサンプルデモを作成しました。
立体映像には特殊な設備が必要ですが、ステレオグラムであれば今の環境で実現できます。
寄り目にしながら画面を見る『交差法』という方法で立体視します。
説明は下記サイトがわかりやすいです。
http://www.stereoeye.jp/howto/cross.html
以前公開した布シミュレーションのデモを拡張して実装してみました。
さて、立体に見えますか?
中央にY軸を示す緑色のラインがありますが、それを目印に立体視してみてください。
もし実行できる環境のない人もこのスクリーンショットでも立体に見えますのでトライしてみてください
【視差立体視の実行ファイル】
parallax.zip (1.81MB)
いかがだったでしょうか。
確実に「物体がそこにある」感が増していて説得力が増しましたよね
長時間、寄り目にしていると目が疲れますので注意してくださいね。
これから一緒に面白い事、新しいことに挑戦してみませんか?
ぜひヘキサドライブにご応募ください。
https://hexadrive.jp/recruit/recruit.html
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