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HEXA BLOG

映画・舞台鑑賞

HEXA BLOGその他映画・舞台鑑賞2022.2.10

初めての映画レビュー

ゲームデザイナーのナオトです。
今回は、最近見た映画の感想を書こうと思います。
映画のタイトルは、

『さがす』

です。

こちらは、現在映画館で公開中の邦画で、
ジャンルは ヒューマンサスペンス になります。

YouTubeで公開されている予告動画を見て、気になっていたので、
先日、映画館へ見に行ってきました。
感想の前にまず、軽いあらすじになります。

〈あらすじ〉
 貧しいながらも仲睦まじく暮らしている父娘。
 ある日、父親が
 「指名手配中の連続殺人犯見たんや。捕まえたら300万もらえるで」と
 娘に話しかける。
 初めは冗談だと思った娘だったが、次の日に父親が失踪。
 唖然とする娘は、父親が話していた言葉を頼りに、父親を探し出す。
 娘は手掛かりを元に父親の職場に行くと、父親と同姓同名のまったくの別人がいた。

感想として、感動した2点ありました。

1つ目は、役者さんの関西弁のセリフです。

前述したあらすじのセリフにもある通り、
この映画のセリフの多くが関西弁になっているのですが、
とにかく、その関西弁が自然で違和感がなく、
役者さんは、苦労したんだろうなと映画を見ていて、とても感慨深かったです。
後は、この自然な関西弁によって、
登場人物たちの臨場感と親近感が湧き、
見ている時の物語への没入感がとても増しました。
そして、この映画はシリアスで重苦しい印象が続くのですが、
この関西弁や時折混じる関西弁での掛け合いがあることで、
物語は重苦しいながらも、
最後までどこか面白おかしく映画が見れるという効果もあるのかなと思い、
方言の凄さを勝手ながら感じました。
話は変わりますが、
ゲームの中でも、キャラクターに話かけた時、
話し方に特徴があったり、その世界での言語を話していると、
ゲームを遊んでいるプレイヤーは、
おそらく何もない文章より、
キャラクターに対して親近感が湧く思うので、
キャラクターのセリフや話し方への気配りは、
ゲーム作りでもとても重要だなと改めてこの映画を見て思いました。

 

2つ目に感動したのは、カットの切り替わりです。

映画の多くは、登場人物の動きやセリフをきっかけに起きると思うのですが、
この映画では、映画内で鳴る〈音〉によってカットが切り替わることが多かった印象です。
例えば、モノがぶつかった音、食べ物にかじりつく音、モノが落ちた瞬間 に
切り替わることが多かったです。
ですので、ミュージカル映画とまではいかなくとも、
映画全体のテンポ感がとても軽快で楽しかったです。

そして、このカット割りと上で述べた関西弁によって、
物語全体は重苦しいながらも、
映画の印象はどこかテンポが良くて楽しいという〈違和感〉があり、
とても面白い映画だなと思いました。

 

ゲーム内のカットシーンを担当する際は
〈音をきっかけにしたカット割り〉というのも参考にしてみようと思います。

 

以上、つらつらと偉そうに語ってきましたが、映画の感想になります。
他にも、物語の構成が普通とは違ったり、
最後のセリフが映画のタイトルに掛かってきたりと、
色々と見ていて勉強になった映画でした。

今のご時世的に家で映画を見る機会が多いと思いますが、
たまには、映画館で集中して映画を見るというのも気分転換になると思いますので、
良ければ、映画館へ足を運んでみてください。

それではまた!

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