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Python標準ライブラリのご紹介(configparser編)
こんにちは
最近、雨が長く続いているため、
晴れが来ないかなーと待ち望んでいるビッシーです
本日は Python の configparser についてご紹介します
configparser は
iniファイルのような設定ファイルを
簡単に読み書きするためのライブラリで、
標準ライブラリとして Python に含まれています。
http://docs.python.jp/3.4/library/configparser.html
Python でツールを作成した際に、
ちょっとしたコンフィグレーションを加えたい場合、
configparser は便利です。
[default] samplevalue = 42 samplestring = hogehoge
上のようなファイルを読み込んで、
Pythonプログラムから参照したり値を書き込んだりすることができます。
(以下、Pythonのサンプルコードは Python 3.4.3 で検証しています)
from configparser import ConfigParser config = ConfigParser() config.read('sample.ini') print(config['default']['samplevalue']) print(config['default']['samplestring'])
後は、設定ファイルをメモ帳などで書き換えることで、
コンフィグレーションを行うことができます!
しかし、メモ帳でコンフィグするのは味気ないので、
今回は簡単なGUIを用意してみたいと思います。
Pythonには標準ライブラリで tkinter というGUIツールがありますので、
今回はこちらを利用していきます。
http://docs.python.jp/3.4/library/tkinter.html
↓↓↓下のようなGUIを簡単に作成することができます↓↓↓
今回用意したいGUIは、
上のように各コンフィグの値を入力できるフォームになります。
まずは、 オプション名と値の組になるパーツを用意します。
from tkinter import * from tkinter.ttk import * class LabeledEntry(Frame): def __init__(self, parent=None, text="", value=""): Frame.__init__(self, parent) self._label = Label(self, text=text) self._var = StringVar() self._var.set(value) self._entry = Entry(self, textvariable=self._var) self._label.grid(row=0, column=0, sticky='we', padx=4, pady=2) self._entry.grid(row=0, column=1, sticky='we', padx=4, pady=2) def value(self): return self._var.get()
このクラスは下のようにラベルと、
入力フォームの組み合わせ分のパーツになります。
次に、 コンフィグファイルを走査して、
オプションごとに用意したこのパーツを並べていきます。
オプションはセクション( 設定ファイルの [] )ごとに分類されるので、
セクションごとにタブで切り分けたGUIを作成します。
top = Tk() entry = {} notebook = Notebook(top) for section in config.sections(): frame = Frame() entry[section] = {} for option in config.options(section): entry[section][option] = LabeledEntry(frame, option, config[section][option]) entry[section][option].pack() notebook.add(frame, text=section) notebook.pack() top.title('sample.ini') top.resizable(width=False, height=False) top.mainloop()
最後に、 編集した値を保存するため、
フォームの入力値を取得して ConfigParser にセットする処理を行います。
for section in config.sections(): for option in config.options(section): config.set(section, option, entry[section][option].value()) with open('sample.ini', 'w') as fp: config.write(fp)
これで、設定ファイルの更新ができるGUIが一通り完成しました
後は用途に応じて入力フォームをカスタマイズしたり、
値チェックを追加したりすると、より使いやすくなると思います。
Pythonは便利なサードパーティライブラリも多いですが、
標準ライブラリも充実した機能サポートをしています。
標準ライブラリを使い倒してみて、
Pythonライフに一花添えてみてはいかがでしょうか
それでは
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