こんにちは。
大阪ゲームデザイナー、オトヤです。
気が付けば2020年の1/6が終わろうとしている事実に、時の流れの速さを感じます。
マジビビる。
というわけで今回は「フォーリーアーティスト」について話したいと思います。
フォーリーアーティストとはなんぞや?
簡単に言うと「自然な効果音を作成するアーティスト」です。
映画やテレビ、ゲームなどに効果音をつけ、臨場感を演出する職業です。
効果音クリエイター「ジャック・フォーリー」が初めて映画に足音などの効果音を入れたため、
このような効果音作成者を「フォーリーアーティスト」と呼ばれることになったそうです。
ゲームの効果音は基本的にサウンドデザイナーがシンセサイザーで作成する事が多いですが、
フォーリーアーティストは「布の擦り切れる音」「金属がぶつかる音」など、
作品に必要な効果音を合わせるために実際に物を用意し、
その音をマイクで録音・加工し、リアルな効果音を作成します。
もちろん物によっては準備できないものもあります。
例えば「空想上の生物の吠え」「ロボットの変形音」など。
その場合は身の回りにある仮のもので代用するわけです。
※ざるに小豆を乗せて傾けて「ザザーン」と波の音を再現するみたいなアレです。
例)
空想上の生物の吠え⇒「トラやライオンの吠え」を加工
ロボットの変形音⇒「掃除機」+「叩いた金属音」を加工
鎧を着て走る音⇒「金属を入れたランドセルを揺らす」を加工
目立つ効果音から、目立たない環境音までこうやって作られた音が作品を演出していきます。
何気ない音がどうやって作られているか考えると、違った発見があるかもしれませんね!
<今回のネタとは関係ない「効果音」プチネタ>
・ファミコン版ドラクエの味方の攻撃音を逆再生すると敵からダメージを受けた音に!
・ガンダムのニュータイプの閃き音は「フレクサトーン」って楽器!
(誰得や…これ…)
それでは!