お久しぶりです。森田です。
先日、DeNA主催の ゲームクリエイター向けカンファレンス
『Game Developers Meeting Vol.53』にて、”心理的安全性”についてお話させて頂きました。
心理的安全性 「私たちのチームは心理的安全性が高いです!」それホント?
https://gdm53online.peatix.com/
このような機会を頂き、運営の皆様ありがとうございました!
心理的安全性という言葉は、2016年以降に多くの現場で取り上げられました。
「厳しい事を言われない」「馴れ合いだ」と言ったような、間違った形で受け取られる事も…
そこで今回は、改めて心理的安全性とは何か?という説明からさせて頂きました。
資料を見ただけでは情報が足りないと思いますが、
当日使用した資料を公開しているので、ご興味ある方は下記リンクをご確認下さい。
→ 心理的安全性 ~「私たちのチームは心理的安全性が高いです!」それホント?~
今回の投稿では、登壇時に話したような、話していないような事を書いていきたいと思います。
心理的安全性は 都合の良い言葉ではない
心理的安全性という言葉が流行った結果、
「それは心理的安全性が無いからだ」と決めつけ、そこで議論が止まる事もあるようです。
その発言の後に、何が問題か詳しく話されるのであれば良いのですが、
・具体的に、心理的安全性が無い事で何が起きたのか?
・心理的安全性があれば、どういう結果に変わったのか?
それらをすっ飛ばして、話が終わってしまうとなると…
心理的安全性云々ではなく、ただ問題から目を背けただけですよね。
そういった使い方をしたり、見聞きした事あるという場合は注意が必要です。
一番簡単なアプローチとしては、
会議や場で「心理的安全性」という言葉は禁止しましょう!
と言ったようなルールで話し合う事でしょうか。
そうすると言い換えるしかない為「〇〇が出来なかったからだ」というように、
具体的な意見が出てくるかもしれませんので、お試しください。
心理的安全性を高める事がゴールではなく、その先へ
ゲーム作りにおいて、これは絶対面白い!という正解を持つ事は難しいと思います。
もし持っていたとしても、発売する際にはニーズや流行りの変化も…
その為、誰かひとりで全てを考えるのではなく、
皆で意見をぶつけ合い、より面白いと思える物を一緒に作り続ける事が必要です。
心理的安全性が無ければ、課題や問題を認識しているが、意識的に見過ごしてしまったり、
ミスを報告できなかったり、より良い案があったとしても、発言が出来ない可能性があります。
心理的安全性がある事で、対人リスクを恐れず率直に言い合えるようになり、
いくつものチャンスや、ヒントを得る事が出来るかもしれません。
心理的安全性に限らず、良いチームになるにはどうしたらいいかを学び試行錯誤しながら、
ユーザーの皆様に笑顔を届けられるような作品を、皆で作りたいと思います。
自身がチームに貢献できる事は少なく、
良い作品を作るには、共に戦ってくれる仲間が必要です。
キャリア採用に限らず、2023年度新卒採用もスタートしておりますので、
ご興味ある方は、下記リンクをご確認お願いいたします!
→ JOB LIST 採用募集要項


