こんにちは。
大阪ゲームデザイナーのNeo_Gです。
以後、お見知り置きを。
私事で恐縮ですが、今年でゲーム業界歴25年目に入り、
ふと気づくといいおっさんになっていて、
ここ数年は制作はもちろんですが、採用や教育にも携わるようになり、
いわゆる後進の育成にも結構興味を持っていたりします。
そんな中、組織管理やチームビルドの観点で「アジャイル」や「スクラム」とか
最近よく聞くようになり、なんとなく実際にも試してみたいなとは思いつつも
なかなかそういう環境を整えるのは難しいんだろうなあと思っていました。
で、縁があって弊社に入社して、早速とあるチームで制作しているわけですが…
なんか普通に わたしたち、アジャイルってる~!!(笑)
特にウチのチームだけというわけではなく、他のチームも、
というか会社全体的にそういう雰囲気を重視していて、
なかなかのカルチャーショックで、この歳にして新たな刺激を受けております。
ということで、アジャイル素人ではありますが、
一例として現在チームで定期的に行っている「プロジェクト振り返り会」での
ワークショップ「Good & Moyatto」というのをご紹介しようと思います。
この手法は…まあ成り立ちとかいろいろあるのですが、長くなるのでここでは割愛!(爆)
実際にチームで行っている方法をご紹介してみます。
チームの各セクション別に集まって、以下の順番で進めていきます。
①まず、チームのプロジェクト、プロダクトに関して、チームで起きたことや作業した内容など
「期間内での事実、事象」を、一番上の欄にみんなで付箋紙に書き出して貼り付けます。
②次に上記①にも関連して、各個人のその期間のテンションの上がり下がりを「感情曲線」として
それぞれがグラフのように書いていきます。
③さらに①と②を参考に、その期間で良かったこと、相手に感謝したいことなどを「Good」のスペースに、気になったことや腑に落ちないこと、問題に感じたことなどを「Moyatto」のスペースに書き出します。
④その後、③の内容についてそれぞれ話し合い、問題については解決方法まで模索したりします。
最後に各セクションごとの結果を代表者が発表して、全体で共有します。
ざっとこんな感じですが、他にも基本的なウチのチームの目標として
「遠慮せず何でも言い合えるチームになろう」というモットーもあるので、
このワークショップ中も全員がかなり活発に話し合いをしています。
元気なことはいいことだ!!
まあ、上記のように良いチームビルド、そして良いプロダクトを目指して進めているのですが、
実はこの手法も別にこれが正解というわけではなく、チームの環境やプロジェクトの進行などに
合わせて手法自体も「振り返り」を行い、見直しや独自に改良してもいいはずですよね。
そんなウチのチームの最新の「Good & Moyatto」ワークショップは以下な感じです。
チームの各作業パート(セクション間で混ざってよし)で集まって、以下の順番で進めていきます。
①まず、チームのプロジェクト、プロダクトに関して、チームで起きたことや作業した内容など
「期間内での事実、事象」を、一番上の欄にみんなで付箋紙に書き出して貼り付けます。
②次にその期間で良かったこと、相手に感謝したいことなどを「Good」のスペースに、
気になったことや腑に落ちないこと、問題に感じたことなどを「Moyatto」のスペースに書き出します。
その際に、その内容について自分の感情数値として+3から-3を追記し、そのスペースに貼り付けます。
③その後、③の内容についてそれぞれ話し合い、問題については解決方法まで模索したりします。
最後に各セクションごとの結果を代表者が発表して、全体で共有します。
プロジェクトの進行に従って各セクションごとから各作業パートに移行して問題提議の質も上げつつ、「感情曲線」を「GoodとMoyattoの書き出し」と合体させることでワークショップの時間短縮に繋げつつと、現在もいろいろと試しているところです。
上記の「Good & Moyatto」ワークショップ以外にも、日々の朝礼や終礼など、
いろんなところでチームビルドの工夫がなされています。
この辺りは、先日のCEDEC2019でも登壇されていた、弊社の田口さんや森田さんに
ファシリテーションなど日々ご協力を頂いているので非常に心強かったりします。
これからも若いメンバー中心のウチのチームと共に、僕も新しい知識を吸収していきたいなあと思います。
そして、僕もおっさんなりに得た経験による智見やノウハウを若手に伝えていければいいなあ、と思っています。
その後は、、、楽しみですな(爆)
ということで、弊社ヘキサドライブでは新卒の方、中途の方に関わらず、
一緒にゲーム制作を楽しんでいける仲間を随時募集中です!!
要チェックやでーーーー!!