HEXA BLOG
ヘキサブログ
いいモノづくり道
ローカルルール
つい先日、久しぶりにトランプの大富豪やUNOで遊ぶ機会がありまして、その際に驚いたことがあります。
UNOや大富豪などの有名なゲームには、ローカルルールが存在する事は知ってたんですが、その種類が年々増加していることにビックリしました。
例えば大富豪の場合
・連番
・都落ち
・革命返し
・スペ3返し
・8切り
・11バック
・色縛り、数縛り
・ジョーカーを最強のカードとするか、ワイルドカードとするか、その両方を兼ねるか
・カード交換の際、貧民側がジョーカーを渡さないといけないか、渡さなくていいか
・カード交換の際、富豪側は最弱のカードを渡すのか、任意のカードを渡せるのか
などなど…
それぞれのルールにも、また細かなバリエーションが存在しています。
詳しくはこちらをどうぞ。
もう覚えるのだけでも大変です!
昔はこんなにバリエーションは無かったですよ!
挨拶が遅れました。新しいローカルルールについていくのがやっとの、ナカムラです
実際のゲーム開発でも、長いゲーム開発期間の内に、少しずつゲームのルールが増え、複雑化するという現象が起こる事があります。
開発に携わっている人たちにとってみれば、徐々に増えていくルールを覚えるのに、特に苦労はありません。
しかし、初めてゲームをプレイする人にとっては、すごく敷居の高いものになってしまいます。
それを避けるために、一旦ルールを整理したり、チュートリアルを設けたり、ゲーム序盤ではルールを制限し、ユーザの慣れと共に制限を解放するなど、工夫を凝らします。
コンピュータゲームで大富豪を作る場合、ローカルルールをサポートするのは結構大変です。
オプションでローカルルールを選択できるようにするとは思いますが、全てのオプション選択パターンで正常動作するのを、チェックするのがまず大変です。
しかし、それでローカルルールを完璧にカバーできるのかというと、そういう訳ではありません。
ローカルルールはその名の通り、全世界にどれだけあるかわかりません。
仮に現状存在するローカルルールを全てオプション内に網羅したとしても、これから増え続けるルール全てに対応することは出来ません。
一方トランプやその他のカードゲームなどは、ユーザーが新たなローカルルールを気軽に発案し、実験できるという手軽さがありますよね。
それこそ、ゲームクリエイターが感じている喜びの1つです。
「ローカルルール作るの大好き!」
と言う人は、ゲームクリエイターの資質があるかもしれませんよ
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