HEXA BLOG
ヘキサブログ
いいモノづくり道
悪い楽観、良い悲観
こんにちは、ナカムラです。
みなさんは、オプティミスト(楽観主義者)ですか?
それとも、ペシミスト(悲観主義者)ですか?
通常の感覚としては、
楽観的=良いこと
悲観的=悪いこと
というイメージが一般的なのではないかと思います。
しかし、全てのシチュエーションにおいて、楽観的な事が良い事かというと、あながちそうとも言えません。
「だろう運転」「かもしれない運転」という言葉をご存じでしょうか?
運転免許証を持っている方は自動車教習所で聞いたことがあると思います。
「あの曲がり角から、歩行者が急に飛び出して来るかもしれない」
という悲観的な予想をして、徐行や左右確認を行うのが、かもしれない運転。
「曲がり角から歩行者が飛び出して来るなんて、まずないだろう」
という楽観的な予想をして、何もせずにいるのが、だろう運転。
この例なら、悲観的でいた方が良い結果に繋がる(というか、悪い結果に繋がりにくい)ことが想像できる事でしょう
これがまさに、悪い楽観と良い悲観を表していると思います。
プログラマも同様に、
「配列外アクセスなんて起らないだろう」
「メモリは確実に確保できるだろう」
「こんな操作をするユーザーはいないだろう」
なんて「だろうコーディング」を慎んで、
「配列の添え字に想定外の値を指定されて、配列外アクセスするかもしれない」
「メモリの断片化が発生して、メモリが取得できなくなるかもしれない」
「ラスボス戦の直前から、スタート地点まで戻ってくるユーザーがいるかもしれない」
という「かもしれないコーディング」を心掛ける事をお勧めします
かといって、日頃の生活で常に悲観的でいた方が良い、という訳ではないですよ
最良の結果を得るためには、楽観的なイメージを抱き
最悪の事態を避けるために、悲観的なイメージを持ち、それに備える
…というのが良いのではないかと思います
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