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ハリウッドクリーチャーズ③「吸血鬼編」
こんにちは!
毎日がハロウィーンだと思っている、大阪開発アーテイストの沙羅♪です。
ハロウィーンが終わって、大阪はクリスマスの緑と赤で鮮やかに染まってきました。🎄🎅
映画が好きな私は映画関係のブログを書き続けることが出来たら幸せです。
以前のハリウッドクリーチャーズもよろしければ御覧ください。
宇宙人編はこちら→ Click!!
海洋生物編はこちら→ Click!!
では、本日のブログのクリーチャーですが、ホラー映画だけでなくロマンスからコメディーまで様々なジャンルを超えた人気物の吸血鬼です。
吸血鬼(またはヴァンパイア)と呼ばれる”血を吸う化物”は昔から様々な国の民間伝承で登場していますが、現代のよく知られているイメージは特にスラヴ人が住む東南ヨーロッパの地域から来たといわれています。
映画、小説などに吸血鬼の種類が多いですが、多くの吸血鬼は有名な特徴で知られています:
1-蘇った死者または生と死の間の存在です。
2-魂と言われる血を吸って生き残ります。「昔のヨーロッパで”血=魂”という概念がありました」
3ー太陽に弱いです。
4-超能力や肉体力を持っている場合が多いです。
5-一部は動物や化物に変身できます。「特にコウモリになることが多いです」
吸血鬼は18世紀と19世紀のゴシックロマンの時代にフィクションに登場し始めたそうです。初めて小説に登場したのはジョン・ポリドリの「吸血鬼」(1819年)とよく言われます。ですが、ハリウッドの吸血鬼はブラムストーカーの「ドラキュラ」(1891年)の影響をよく受けました。
昨今、吸血鬼のデザインや種類などは多様になりましたが、主に二つのタイプで分けることができます。
1-化物系の吸血鬼:
このタイプは次の特徴で知られています;
1-頭と体にほとんど髪がありません。
2-鋭い尖った歯。
3ー青白い肌。
4-動物みたいの長い爪。
そのデザインは亡くなった人の印象が強くて、スラヴ人の民間伝承に最も近いです。昔多くの人の命を奪った結核や黒死病の恐ろしさも良く見られました。
映画で初めて登場した吸血鬼は「吸血鬼ノスフェラトゥ」(ドイツ1922年)のオルロック伯爵で、今でも化物系の吸血鬼の影響を受けています。最近の美男子のイメージより、モンスター的なビジュアルが使われていました。
*オルロック伯爵の有名な姿、鋭い歯にとんがり耳、悪魔のような顔で、今でもホラー映画でよく使用されているイメージです。
オルロック伯爵のイメージに一番影響受けたのは、スチーヴン・キングの「呪われた町」実写版の吸血鬼ですが、他の映画でも「30デイズ・ナイト」(2007年)「ディブレイカー」(2009年)なども似たようなでサインを使用しました。
*左上:呪われた町の吸血鬼はオルロック伯爵にとても似ています。
*左下:ディブレイカーの悪化した吸血鬼にノスフェラトゥの影響が見えますが、オリジナルよりグロいです。
*右:30デイズ・ナイトの吸血鬼が化物系と人間系を混ぜています。映画でノスフェラトゥと言われています。
ですが、化物系でも違うデザインで現れる吸血鬼もいます、それらはゾンビに似ている物が多いです。
2-人間系の吸血鬼:
このタイプは次の特徴で知られています:
1-明るく陶器のようなきれいな肌。
2-不自然な色の目。
3ー牙みたいな長い犬歯。
4-繊細な顔と体。
5-多くの場合は富豪やスタイリッシュに描かれます。
6-魅惑的で狡猾な性格が多いです。
映画で初めて描かれた吸血鬼は化物系でしたが、吸血鬼と聞くと頭に浮かぶイメージはちょっと病んだ美男美女が多いです。そのイメージはヴィクトリア朝に生まれました。ボリドリの小説「吸血鬼」を始め、レ・ファニュの小説「カーミラ」などの有名な作品には、悪病のイメージを残しつつ、ヴィクトリア朝の人が好む美しいイメージの吸血鬼が登場しました。最も有名なブラム・ストーカーの小説「ドラキュラ」では、美男子のイメージでは描かれてないが富豪や貴族のようなイメージで描かれてました。
ドラキュラを題材にした映画は多くありますが、一番有名なのは1931年の「魔人ドラキュラ」です。ベラ・ルゴシが主演したドラキュラ伯爵のイメージが何年もハリウッドの吸血鬼のベースになりました。
*ベラ・ルゴシのイメージは今でも人の記憶に残っています。
*ハンマープロダクションのドラキュラシリーズの主演はクリストファー・リーですが、ベラ・ルゴシと同じ雰囲気に作られました。映画の内容はもっとホラーでした。
*1992年のドラキュラは、皆が予想していたイメージから離れて、ヴィクトリア朝の吸血鬼とノスフェラトゥ系との両方が使われていました、映画のストーリが好評ではなかったが、コスチュームとメイクはアカデミー賞を受けました。
しかし、1976年に、吸血鬼にイメージをもう一度変える小説が出版されました、それはアン、ライスの「夜明けのヴァンパイア」でした。登場したキャラはヴィクトリア朝のデザインに従ったとは言え、悪役から一変、ストーリーの主人公になりました。ゴシックロマンの影響が多くて、とても魅力的でした。
1994年に小説が映画化にされて、その時代の人気者のブラッド・ピットとトム・クルーズが主演して、吸血鬼のイメージを変えました。
*レスタト(左)とルイ(右)が通常の悪役より、永遠に生き残る吸血鬼の苦悩などを題材にした主人公は当時の観客からロマンチックな目線で見られていました。
現代では、吸血鬼は数多く映画、小説、ゲームなどに使われています。映画のロケーションもヨーロッパの古城から、近未来の設定まで幅広くなりました。
アイ・アム・レジェンド(2007年)のウィルスにかかったゾンビみたいな物から、若い女性に魅力的なトワイライト〜初恋〜(2008年)の吸血鬼まで、誰でも好きな吸血鬼のタイプを見つけることができるはずです。
*左:ゾンビのようなアイ・アム・レジェンドの吸血鬼がノスフェラトゥに近かったです。
*右:トワイライトの主人公エドワードは何年間もファンを魅力しましたが、吸血鬼のイメージを変えることができませんでした。
皆さん好きな吸血鬼キャラはありますか。実は、私の一番好きなのはハリウッドの吸血鬼ではなく、
日本の漫画「HELLSING」(1997年)のアーカードです。
では、また~
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