HEXA BLOG
ヘキサブログ
アナログゲーム
2015年内にオリジナルのアナログゲームをつくってみよう ~その4:完成編~
こんにちは!大阪プランナーのハタウチです。
さあさあ、今回は以前から続けていた
「2015年内にオリジナルのアナログゲームをつくってみよう」の最終回、
~その4:完成編~ をお届けしたいと思います。
(もう2016年を迎えて2ヶ月が経過しており、いまさら感はありますけども。。。)
ちなみに前回まではコチラ
・2015年内にオリジナルのアナログゲームをつくってみよう ~その1:企画概要編~
・2015年内にオリジナルのアナログゲームをつくってみよう ~その2:プロトタイプ編~
・2015年内にオリジナルのアナログゲームをつくってみよう ~その3:仕様変更編~
前回の記事にもあるとおり、企画概要からコンセプトを再確認し、
「カード」のみでゲームを構築するべく、ルールを再設定。
あーでもない、こーでもないと調整に調整を重ね、、
そして、2015年の暮れにとうとう完成!(ナガカッタ・・・)
それではゲームの概要と、面白い部分を少し紹介したいと思います!
【タイトル】
ヘキサクエスト(仮題)
【プレイ人数】
2~4人
【ゲームの目的】
このゲームは最終ボスを撃破するために
他のプレイヤーと競いあいながら、冒険を進めていくゲームです。
いち早く最終ボスを倒したプレイヤーが勝利となり、
その他のプレイヤーは敗北となります。
【コンポーネント】
●フィールド盤
●カード (合計92枚)
□プレイヤーキャラ:6枚
□敵:41枚
□装備アイテム:18枚 / 使いきりアイテム:21枚 / SALE:6枚
●ダイス (多いほどプレイしやすい)
●プレイヤーコマ (人数分)
●獲得金チップ(1円チップ×60、5円チップ×30、10円チップ×10)
【簡単なゲームの流れ】
プレイヤーはフィールドの一番左の町からスタートし、右端のボスの砦を目指します。
ゲームはターン性となり、プレイヤーは以下の行動からいずれか1つを行うことができます。
①ダイスを振ってコマを進める(後ろに戻ることはできない)
②町へ戻る
③ショップにあるカードを購入する※町にいる場合のみ
目的達成のためにどんどんコマを右に進めていき、ボスを倒せばいいのですが、
道中の敵はボスの砦に近づくほど強くなっていき、
初期パラメータのままではまったく歯が立ちません。
そのため各プレイヤーは、「今の強さでどこの敵まで倒せるか」を判断し、
時にアイテムを使ったり、運に頼ることで強敵を打ち負かしたり、
また倒されたりを繰り返しながらパラメータを上げ、
他のプレイヤーを出し抜いて、ボスをいち早く倒すことを目指します。
【バトルのルール】
移動してマスに止まると、マス上の敵カードとのバトルが行われます。
バトルは「プレイヤーのパラメータ」と「敵HP」の比較で行われるシンプルな方式です。
ただし、キャラによってはダイスによる攻撃力補正があるため、
ダイス目によっては通常で勝てない敵に勝ったり、普段負けないような雑魚的に負けたりするため、
ダイス運が重要になっていきます。
【パラメータを上昇させるには】
このゲームは、道中の敵を倒したり、ショップでアイテムを購入することで
カードに記されたパラメータをそのまま獲得することができます。
(プレイヤーカードの下に並べていきます)
通常のRPGゲームのように「雑魚敵を倒しつつ、経験値やお金を貯めて強くなる」
というルーチンを行うことで、徐々に強い敵に勝利できるようになります。
【一気にパラメータを上昇させる方法】
ボスの砦に近いマスほど強敵が立ちはだかっており、もらえる経験値やお金が多くなります
普通に攻略するためには、一定以上のパラメータが必要となるのですが、
このゲームの特徴として、ひとつ面白いルールを加えています。
それは、「後半の敵HPがダイス目によって決められる」というものです。
このように怖いシルエットの強敵も、ダイス目によっては
「お腹を壊して弱っている残念モンスター」に成り下がる可能性があるのです。
またこのダイスは、「対戦相手となる他プレイヤー」が振るルールとなっています。
出目によっては、敵プレイヤーに力を貸してしまう(弱体させてしまう)ことがあるため、
強い目を出せた場合は「オッシャー!」、弱い目を出してしまった場合は「オウマイガッ!
」
といった声が発せられるため、他プレイヤーのバトルといえど気を抜くことはできません!
【マスを進むか、一旦戻るか、の選択】
バトルに負けると、経験値がもらえずに町へと戻されてしまいます。
そしてマス移動のルールとして「ダイスで進むか」、「一旦スタートの町に戻るか」の
2つしか選択肢がありません。
そのため、序盤こそ「敵を倒したら町に戻る」という流れでよいものの、中盤以降で効率の良い成長を考えると、
「先にいる格上モンスターに挑むか否かのジレンマ」が起こり、ダイス移動自体に駆け引きが発生します。
アナログゲームならではの「ダイス運の勝負」が、後半になるにつれてどんどん加速しヒートアップしていきます。
【ショップ開放のタイミング】
フィールド盤の上部はショップの陳列を表します。
これらはゲーム開始時にはクローズされていますが、 プレイヤー達がマスにいる敵を倒すことで、
同Lv帯のショップが開放され、Lvの高いアイテムを購入することができます。
「町で待機しているプレイヤーに購入されるのを覚悟で先に進むか」、
「ライバルが開放する事を狙って先に町に帰っておくか」、
などの戦略へと繋がり、プレイヤー同士の熱い駆け引きをさらに盛り上げます。
ざっと、ゲームの面白みを感じるルールを紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
まだまだご紹介したい内容がたくさんあるのですが、
イチオシのルールは一通りご紹介できたかと思います。
今回、一年間を通してボードゲームをしっかり考えてつくってみましたが、
「やりたいこと」をしっかりと形にする、という事の難しさを再認識すると共に、
モノづくりの確かな面白さも改めて体感することができました。
今回作成したものは反省点なども多数あるのですが、
ひとまず「自分達が納得のいくもの」を完成させることができたと感じています。
今後も「作り手がしっかり納得のいくモノづくり」を心構えにして、
遊びに、仕事に、趣味に精進していければと思います。
さあ、話は変わって2016年ですが、
ボードゲーム作成が一旦落ち着いたので、今年はどうするのかというと・・・・
2016年は「謎解きゲーム」をつくります!!!
というか、もうつくって社内でやってみました!!!
こちらに関しては次回のブログにてご紹介できればと思います。
それではまた!
CATEGORY
- about ヘキサ (166)
- 部活動 (6)
- CG (18)
- プロジェクトマネジメント (1)
- 研修 (5)
- 美学 (1)
- いいモノづくり道 (230)
- 採用 -お役立ち情報も- (149)
- プログラム (188)
- デザイン (99)
- ゲーム (274)
- 日記 (1,104)
- 書籍紹介 (113)
- その他 (875)
- 就活アドバイス (20)
- ラーメン (3)
- ライフハック (25)
- イベント紹介 (10)
- 料理 (23)
- TIPS (7)
- 怖い話 (3)
- サウンド (5)
- 子育て (1)
- 筋トレ (1)
- 商品紹介 (21)
- アプリ紹介 (31)
- ソフトウェア紹介 (33)
- ガジェット紹介 (12)
- サイト紹介 (10)
- 研究・開発 (34)
- 回路図 (4)
- アナログゲーム (40)
- 交流会 (21)
- 報告会 (3)
- インフラ (25)
- グリとブラン (6)
- カメラ (9)
- クラフト (27)
- 部活 (14)
- 画伯 (15)
- カレー (6)
- 音楽(洋楽) (6)
- 映画・舞台鑑賞 (43)
- 飼育 (5)
- いぬ (8)
- ねこ (19)
ARCHIVE
- 2025年
- 2024年
- 2023年
- 2022年
- 2021年
- 2020年
- 2019年
- 2018年
- 2017年
- 2016年
- 2015年
- 2014年
- 2013年
- 2012年
- 2011年
- 2010年
- 2009年
- 2008年
- 2007年