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HEXA BLOG

アナログゲーム

HEXA BLOGその他アナログゲーム2015.7.23

2015年内にオリジナルのアナログゲームをつくってみよう ~その2:プロトタイプ編~

こんにちは!大阪プランナーのハタウチです。
7月下旬となり、学生の皆さんは夏休みに突入していく頃かと思います。
海水浴、花火大会、キャンプ、などの夏のレジャーを満喫する方も多いことでしょう。

 

ただ、毎日外出していると体の疲れが溜まってしまいますよね。 
そんな時は友達を家に招いて、「涼しい室内でボードゲームづくり」
・・・なんていかがでしょう! 
夏のレジャー並みに、とても良い夏の思い出になること間違いなし!(自由研究的なね) 

 

そんなこんなで、前回のブログに続く第2弾!
「年内にオリジナルのアナログゲームをつくってみよう」計画~その2:モックアップ編~
をお届けします。

 


 

まず前回、自分達の欲望のままに、
オリジナルのアナログゲームでやりたいことをまとめ、 企画概要をまとめていきました。

20150423_01

「何はともあれ、遊んでみないことには判断できない!」 ということで、
今回はプロトタイプ版を作成し、 テストプレイを行いながら細かな内容を詰めていきます。

 

 

20131203_separater

 

 

■STEP1:材料集め 

今回使用した材料はこちら。

20150723_02 20150723_03

 

 ●ダンボール  
 引越しの荷造り、仮住まい、潜入時のカモフラージュ、などなど、  
 幅広い分野で活躍する、皆さんおなじみの万能アイテムです。  
 今回は地形、プレイヤーコマとして利用します。

 

 ●カード下地  
 「カードの手触りは重要」という点から、実際に販売されているカードを素材とします。  
 今回は部員の私物から、  
 Z/X -Zillions of enemy X-(ゼクス)
 というカードゲームを下地素材として利用させて頂きます。  

 

 ●カードスリーブ  
 カード絵に捕われない根本的な面白さを確認するために、  
 あえてカードの表面(絵の方)を見えないようにするために使用します。  

 

 ●数を印刷した紙  
 カードのステータスをあらわすために急造しました。  
 ひとまず1~6の数値を用意し、直感的にするために色分けも行いました。    

 

 

■STEP2:加工作業
さあさあ工作の時間です!

 20150723_05 

ダンボールをマップパーツに切り分け、重要なマップはマジックで文字を記入します。

 

 

20150723_04
続いてカードはカットした数と共にスリーブに入れます。

 

これで、マップパーツとカードは完成です。
ちゃちゃっと15分ほどで完成しました。

 

 

■STEP3:企画概要に沿ってテストプレイ では早速テストプレイ開始!
そして30分ほどで早速問題が発覚!

 

「行きたい所に簡単に辿りつけちゃうね・・・」

 

オーマイガッ!

 

 ・プレイヤーコマの移動に手札の数値を利用する
 ・マップパーツが4x4に並んでいる という2点から 隣のマスに移動したい
  ⇒「奇数」のカードを使えばいい

という簡単な落とし穴を発見。 致命的ですね!

 

20150723_06 

(1で隣に直接移動する、もしくは3や5で迂回して移動する、というように、
 隣マスへの移動が容易すぎました) 

 

■STEP4:ルールを調整して再度テストプレイ
そのほかにも出てきた問題点を改善するために ルールの補強、修正を繰り返します。
20150723_07

ルールを調整して、複数回プレイをしてみたところ、

 

 「うん、なかなかいいんじゃない!」
 「攻撃と移動の両方を同じカードでやりくりするのが面白い」

 

と上々な反応のものが出来上がりました!
※細かなゲームルールは記事の最後で紹介します。

 

20131203_separater

 

このように、ひとまずプロトタイプ第一弾が完成しました!

まだまだゲームの基礎要素のみですが、 ここから広げれるような可能性を感じました。
今後は、マップパーツ、カードの種類などを検討しつつ、
プロトタイプ2の着手に取り掛かろうと思います!
それではまた!

 


 

 

☆最終的にできあがったプロトタイプ内容
■どんなゲーム?
 ・「クリア点を貯める」ために、手札をやりくりしてマップを巡回するゲーム。
 ・プレイヤーコマの移動とバトルの両方に、同じ手札を利用する。 

  数が大きいカードは移動量が大きく、バトルでも強いので、使いどころを見極めることが重要。
 ・他プレイヤーのいるマスに止まると手札を使ったバトルを行う。

 

■はじめに
 ・勝利条件は「クリア点を10点ためること」
 ・マップパーツはすごろくのように1周するようにランダムに配置。城とチェックポイント位置は固定。
 ・全プレイヤーは城からスタート。
 ・手札は数値1~4のカードをランダムで5枚配られる。
 ・プレイヤーは自分のターンにカード1枚を消費して、その数だけコマを移動できる。

 

■クリア点を貯める方法
 ・チェックポイント通貨後、城へ戻ってきたタイミングで、
  手札カード1枚をクリア点に変換できる。(使用カードは無くなる)
 ・チェックポイント(CP)を通過すると数値5のカードがもらえる。
  (数値5は初期手札1~4の全てに勝利できる値。)   

 

■バトルとは
 ・プレイヤー同士が同じマスに止まるとバトル発生。
 ・バトルはお互いの手札を1枚ずつ出し合う。数値の高いほうが勝ち。同じだとドロー。
 ・バトルの勝者は敗者からカードを1枚奪う。

 

■その他のルール
 ・移動時に手札が無い場合、カードを山札から2枚獲得してターンを終了する。
 ・バトル時に手札が無い場合、強制的に敗北する。
  (相手はいずれかのカードを使用する必要あり)
 ・マップの「店」に止まると、山札から2枚手札に加える
 ・マップの「洞窟」に止まると、山札の1番上のカードとバトルする。
  勝利した場合、数値6のカード(最強カード)を得ることができる。

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