例年ですと、日差しも強く、暑くてしょうがない時期だと思うのですが、
最近は雨ばっかりで、なんだか肌寒かったりする日もあったり。
なんだか不思議な7月ですね。
こんにちは。東京開発 ゲームデザイナーのエダマメです。
この時期で言いますと、新型コロナウイルスは思ったよりも長期戦の模様で、
ジメジメとした夏に憂鬱な気分をプラスしてきてますね。
本日は、こんな憂鬱な気分でもおうちで楽しめる
小説のご紹介です。
今回、ご紹介する小説はこの2冊、
いとうせいこうさん執筆の「ノーライフキング」と「想像ラジオ」です。

皆さんは、こちらの著者のいとうせいこうさんをご存知でしょうか。
もともと芸人さんですが、執筆や音楽活動、編集者など
様々な分野でご活躍している方となりますが、
たまたま見させて頂いた2017年放送のNHKの「Switchインタビュー達人達」で
当時、講談師の神田松之丞さん(現在は神田伯山さんですね)との対談を見させて頂き、
特にこの2冊の話をされており、ぜひ読みたいと思い、手に取らせて頂きました。
どちらも素晴らしい小説ですが、簡単にご紹介させて頂くと、
「ノーライフキング」は、ゲームに熱中する子供と、それにまつわる死の噂を描いた小説で、
「想像ラジオ」に関しては、東日本大震災をテーマとした
想像力で聞こえるラジオの小説となります。
僕自身こちらを読ませて頂いて、
2つともその場で話をされているのを聞いているような情景や距離、匂いまでが分かるような、
細かい描写が強く印象に残りました。
上記のインタビューにて、
“言葉“に対して、並々ならぬ情熱で話されているのを見ておりましたが、
ご自身のご病気を乗り越え、生涯を通して言葉を通じて伝えていく思いが
実際に小説を読ませて頂くと、感じることができました。
気になる方は、ぜひ読んでいただければと思います。
また、神田伯山さんのyoutubeチャンネル(神田伯山ティービィー)で公開されております
「中村仲蔵」もクリエイターとしては心を打たれる口演で、大変オススメとなります。
こちらもお時間のある方は、ご覧になってみてはいかがでしょうか。


