デレク・シアンフランス監督の新作の日本公開が近づいてまいりましたね。
にわかにわくわくしているアンディです
先日、上野にある東京都美術館にて開催されている、
「ブリューゲル『バベルの塔』展」にいってまいりました。
「バベルの塔」もたいへん素晴らしいものでしたが
同時に、展示の多くの割合を占めていたヒエロニムス・ボスが描いた
モンスターが登場する作品も素晴らしいものでした
(展示の公式ページにて、ヒエロニムス・ボスの作品も見所として紹介されています。)
ヒエロニムス・ボスの作品では、
ヘンテコな格好をしたモンスターが所狭しと描かれている点が特徴です。
その作品は人気をはくし、作者の死後も「ボス・リバイバル」として
「モンスターが画面を埋め尽くす画風の模倣」がブームとなったそうです。
展示にてヘンテコなモンスターとたくさん出会えましたが、
その中で私が特に気に入ったモンスターは3匹です。
1.グリロス(頭足人間)
形態が非常にグロテスクかつ不条理であるのに、
表情が豊かな点が好きです
2.よく画面手前あたりで仰向けに倒れているモンスター
頻繁に登場し、画面の端でよくはしゃいでいます
3.竪琴を背負ったペンギンのようなモンスター
ゆるキャラ並みに可愛い見た目をしており、
モンスターの中では逆に異彩を放っています
ヒエロニムス・ボスはその作品において
特徴的で、新鮮味があり、キャッチーさも併せ持っていたために
多くのフォロワーを獲得することができたのかもしれません
展示では、そんなヒエロニムス・ボスの魅力も垣間見ることができます
ブリューゲルの「バベルの塔」に興味をお持ちの方はもちろん、
モンスターやヘンテコなものがお好きな方も美術館に足を運んでみてはいかがでしょうか