こんにちは、ゴローです。
前回の「キャット&チョコレート」に引き続き、 本日もアナログゲームを題材にお話しさせて頂こうと思います。
今回の主役は「ワードバスケット」というアナログゲームです。
結構前からあるアナログゲームですが、 最近改めて遊んでみて、
面白く、ものすごくわかり易いルールだと感じたので紹介させて頂きます。
紹介といってもルールはとても簡単です。 一言でいうなら「しりとり」です。
…はい。
もう少しちゃんと説明しますね。
このゲームは「カードゲーム」と「しりとり」を合わせたようなゲームです。
50音が書かれたカードを5枚手札として配り、その手札をルールに従って場に出していきます。
余ったカードは山札として置いておきます。
手札を特定のルールに従って場に出すことで、いち早く手札を無くしたプレイヤーが勝者です。
「大富豪」だとか「UNO」でおなじみの、とてもよく聞くルールですね。
まず初めのお題となるカードを山札から一枚場に出します。
このカードにはもちろん文字が書かれています。
この上に手札のカードをどんどん重ねて、場に出していくことでゲームが進みます。
さて、手札を場に出すルールですがここにしりとりが絡んでくるわけです。
手札を場に出すルールは
「場に出ている文字から始まって」、
「手札の出したいカードの文字で終わる」単語を叫びながら、カードを出す
ということです。
ちなみに濁点、半濁点は勝手に付け足して大丈夫です。
例を挙げるなら
「り」と書かれたかカードが場に出ているとします。
手札に「こ」というカードを持っていれば、高らかに
「リンゴ!!」
と叫びながら「こ」のカードを出すことが出来ます。
「こ」のカードが出されたので、次は「こ」から始まる単語がお題となります。
手札に「ら」のカードを持っていれば
「ゴリラ!!」
とまた叫びながらカードを出せる訳です。
「5文字」等の文字数が書かれている特殊なカードもあり、
この場合は場に出ている文字から始まって「ちょうど5文字」の単語を言いながら、
カードを出す必要があります。
「ラリアット!!」
とかですね。
ちなみにこのゲーム、カードを出すのは早い者勝ちです。
カードを出すプレイヤーの順番は特にありません。
手札に「こ」、「ら」、「ぱ」、「つ」のような手札がそろっていれば
「リンゴ」→「ゴリラ」→「ラッパ」→「パンツ」
という様なよく聞く流れを一人で作って連続して手札を減らすことも出来ます。
誰かがカードを出すと、どんどんお題の文字が移り変わっていき、
手札を出す為に叫ぶ単語を考え直す必要があります。
常に頭をフル回転させる必要がある為、とても緊張感があります。
やってることはしりとりなのに!!
そして、手札のカードが自然と繋がって連続でカードを出せた時なんかは、かなり気持ちいいです。
やってることはしりとりなのに!!
このゲームのいい所は、とにかく抜群にルールがわかり易い所です。
初めての人でも、すぐにルールを把握出来ます。 「しりとり」と「UNO」を想像してもらうと、大体のゲームの流れは分かるようになっています。
そんなにもわかり易くなじみが深いルールが組み合わさっているのに、 プレイする感覚は新しく感じるところが不思議です。
ルールのわかり易さは中々に軽視出来ない部分でして、 デジタルゲームにおいても重要な観点になると思います。
複雑なルールや専門用語が大量に出てくるゲームと 一度聞けば理解出来るルールのゲームでは、
一度で理解出来るゲームの方が、多くの人に遊んでもらえるチャンスがあります。
わかり易いゲームの方が、プレイヤーが「遊んでいる感覚」にたどり着くのが早いですからね。
就職作品に関してもわかり易い作品という事は結構大事だったりします。
応募作品は数多く来るわけですから、
ゲームを理解するまでに時間が掛かるルールであればあるほど、 十分プレイされない可能性が高まってしまいます。
一人で作品を作っていると 「ああした方がいい気がする、こうした方がいい気がする」と 気付かぬうちに難解なルールになっていることもありますので、 就職作品を作っている人は一度振り返るのもありかと思います。
(私もいろいろと詰め込んでしまう癖があるので、気を付けないと…)
などという真面目な話で本日は終わっていきたいと思います。
「ワードバスケット」は本当にわかり易いゲームなので、
アナログゲームが初めてな方も 一度遊んでみることをお勧めします!