HEXA BLOG
ヘキサブログ
美学
シリーズものの引き際
「始まりがあり、そして終わりがある」
お久しぶりです。
東京開発部 ゲームデザイナーの ぬま です。
格言めいたものから入りましたが、これは万物の真理です。
ゲーム業界に身を置く者の視点でつづる当ブログ。
過去2回に渡って、“画伯”と祭り上げた幼稚園児の息子との掛け合いスタイルでやってきました。
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※2019.11.26 『オリジナルのアウトプット』
(https://hexadrive.jp/hexablog/others/artist/40275/)
※2020.10.8 『IPグッズ展開』
(https://hexadrive.jp/hexablog/others/craft/100860/)
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ですが…
その気になってノリノリで付き合ってくれていた園児画伯も小学生になり、同じスタイルではやり辛くなってきました。
というわけで、今回はシリーズものの引き際について考察してみようと思います。
物事には千差万別無数の終焉がありますので、今回は一般的にイメージしやすい3つのパターンを抽出します。
①惜しまれながら終わる
②やむなく終わる
③ひっそりと終わる
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まずは『①惜しまれながら終わる』から。
これは引き際の花形ではないでしょうか?
コンテンツ産業を生業にする側からすると、大変に勇気のいる悩ましいところ。
しかし、余力を有り余らせて自らピリオドを打つことで、人気絶頂の高い評価を人々の記憶のなかで永遠のものにできるわけです。
かっこよすぎて美学すら感じます。
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次に『②やむなく終わる』です。
「まだイケる、まだイケる」と鞭を打って走り続けるも、じりじりと人気は下降線を辿り右肩下がり。
そして延命の万策が尽きやむを得ず幕を引く。
人気を得たからこその下り坂であり、最後のひとりの声援に応えきって天寿全うということなのでしょうが、かつてのファンからすれば寂しい姿でしょう。
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そして『③ひっそりと終わる』
飽きられてソッポ向かれて、それでもなお、あがき続け、気が付けば周りに誰もいなく、人知れずそっと閉じる…
再び人前に現れることがあっても、“哀れ”という印象の色眼鏡で見られる負からのスタート。
もう新しいことを楽しく始めようというポジティブな気持ちを取り戻すのは、なかなか厳しいかも。
まだまだ発信する側にいたい者としては、避けたい終焉です。
と、いうことで、
私も、新しいスタイルとの出会いを楽しみに再出発してみたいと思います。
過去2回のブログのノリが好評だったかどうかかは別として…
今回は深いテーマで思想の棚卸しができ、またひと回り成長できた気がします。
今後も精進してまいります。
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