HEXA BLOG

いいモノづくり道

HEXA BLOGいいモノづくり道2018.4.24

おにぎりブログ4回目【ついに何もしなくなるの巻】

どうも、エンバイロメントアーティストの🍙おにぎり🍙です。

 

思い返せばこのブログで

イメージボードを描いたり

やりたいことしかやらなかったり

苔生す様にモデリングなどをしていた気がする。

気づけばヘキサで書いた初めてのブログは2016年。

 

_人人人人人人人人人人_

> 2016年・・・?! <

 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

 

時の流れるスピードたるや。

 

色々あって人生の岐路に立ち、路頭に迷っていた私を拾ってくれたヘキサドライブ。

全の力でブログに取り組まねばと気合を入れた2016年。

 

いやぁ~懐かしいなぁ。 まことに懐かしい。

 

このように感慨深く振り返る感じで核心を濁しつつ、ものの二年でついにモデリングブログ休息回と相成ったことを告白します。

 

理由は多忙だから? プライベートがてんやわんや?

 

_人人人人_

> 否  <

 ̄Y^Y^Y^Y^

 

怠惰です。

もっと忙しくても書けてた。あの頃の私なら。

 

ポニョ的な天空の城的なあのお方が言っておりました。

「才能とは、情熱を持続させる能力のこと。それを発揮するエネルギーがあるかどうか。」

 

直面the人生。

忘れてはならないクリエイティブ。 我、発信者也。

私は今宵、怠惰に負けた。

この事実を胸に刻むだけ刻み、今回は開き直ります。

 

 

さて今回は、この間観た映画の話をします。

先日、ポエミさんと【The Shape of Water】を観てきたのです。

 

予告はこちら

 

おにぎりとポエミさんの巻き起こした

・上映ぎりぎりにエレベーターではぐれる事件

・どうしたってポップコーンまみれになる事件

などは置いておいて、まぁ映画の内容はごく普通に面白かったわけです。

 

単純にお話はとても分かりやすく、映像も音楽も美しく、何かステキなもん観れたわ~的な気分で劇場を後にできるので、それだけでもおすすめなのですが、個人的にグッとくるのは

【女性は中の下、男に至っては魚人】というところにあります。

 

【The Shape of Water】とは直訳しますと【水の形】であります。

 

水には決まった形がありませんよね。

(粒子レベルではどうのこうのとかいうのはやめていただきたい)

 

形のないもの。この映画においては【愛】をさします。

 

【愛】とは多様であるというお話なのです。

 

規格外に美しかったりするお姫様も、怪物だけど人間に戻れば容姿端麗な王子様もいません。

清掃員の中年女と魚人の愛の話です。

美しいのは【愛】そのものだけなのです。

 

なんてったって魚人はコレ。 

 

せっかくなのでもっと寄りましょう。

はいコレ

 

恋するわけです、これと。

 

ググりますとギレルモデルトロ氏(監督)は

「美女と野獣好きちゃうねん。 人は外見ではないというテーマやのに、なんでヒロインは美女で、野獣はイケメン王子なん? だからワシ魚人を野獣のままにしてん。モンスターやからええねんで。」

などと申しております。※親しみやすく修正

 

好き。

 

また、こうも言っています。

 

「この物語に出てくる人物は世間の隅っこに忘れられた人々ばかり。彼らがモンスターを救うために戦う物語やねん。」

 

うーん。

好き。

 

スーパーマンもでてこないし、世界も救わないけど、それぞれの人物が自分の半径数十メートルの世界で戦う話。

 

私はあまりファンタジーや非現実な話が好きではないのですが

一見するとファンタジーであったり非現実な世界に隠された超現実を見つけたり、美しさの中に醜さが隠されていたり、相反する物の融合を感じると、途端に大好きになります。

 

 

◆弱者であった魚人が、一言も台詞を発さないのに最終的に神々しい感じに見えてくる。

◆美しくないと思っていたヒロインが美しく見えてくる。

◆怪物と呼ばれる無害でしかない魚人を 非人道的な方法で追い詰める、人の見た目をしているが中身は怪物でしかない悪役の垣間見せる人間的な悲しみ。(もはや訳が分からない)

 

最初に絶対悪だったものが、実は最も弱く見える。逆もまたしかり。

印象や立場の逆転。

一面しか明かされてなかったはずが、最終的に多面的に見えてくる世界。

 

こういう複雑さが、ファンタジーというオブラートにうまく隠されていたような気がするのです。

ファンタジーを利用して、誰にも関係ないように見せておいて、実は誰の傍にもある問題を問いかけていたりするのです。

 

そんなこんなで色々考えられる映画はそれだけで良い映画だと思いますので、お勧めしたいです。

 

 

あと、一応アーティストなのでアーティスト的なことを述べなければ。

 

【The Shape of Water】のワンシーンで非常に印象的でいいなぁと思ったシーンがこちら。

美しいですね。 多くの人が絵として良いと思うのではないでしょうか。

なんとなく良いのはわかると思うのですが、では、具体的になぜ良いと感じるのでしょうか。

 

印象的な絵に必要なのは構図であると思います。

構図の妙が、見る人の視線を誘導し、想像力を誘導し、絵を魅力的だと感じさせるのだと思います。

良い構図の絵には以下のような要素が含まれている場合が多いです。

 

①【意図的な情報量の操作】

情報量を足したり引いたりして意図的な視線誘導を行う。

↑直線を分断して横断するアーチ形を入れることで、直線の連続に【形状の濃淡】を作り、絵の重心を崩し、単調さが消え面白味のある絵になる。

↑質素になりがちな広範囲の地面にアスファルトの凹凸、さらに濡れて映り込んだ女性のシルエットがプラスされ単調さが消え、ディティールの詰まった絵に見える。

逆に、女性の周囲はあえてディティールを間引くことで見せたい場所(女性)に視線を誘導することもできる。

 

 

②【オブジェクトを使用した視線誘導】

【上段左】

オブジェクトの情報量の濃淡で見せたいものを際立たせる。

周囲に対して女性の周りは情報(物のディティール)が間引かれている。そこにほぼシルエットの女性が配置され、人の目を引く。

【上段右】

絵の中にもう一つフレームを配置して、目立たせたいものに視線を安定させる。

【下段左】

コントラストを作る。

①で述べたように素材、色相、彩度、形状、ディティールなど様々な情報量の濃淡でバランスをとる。

手前と遠景のディティールの濃淡、光と影の濃淡、色味の濃淡、直線を断つアーチ形で絵の重心を崩す形状の濃淡などが見られる。

【下段右】

目立たせたいもののそばに特徴的な形状のオブジェクトを配置する。

 

 

 

③【物語や世界の広がりを感じさせる】

絵の右側、フレーム外に大きく飛び出したアーチや広がる雲は、絵の外側に存在する世界の広がりを感じさせる。

塗れた地面は雨上がりを、灯った街頭からは夕暮れや朝方を、女性の後姿からは彼女の容姿や感情を想像させる。

様々な物語を感じ取れる詩的な絵は、人の心を捉えることができる。

 

 

④【三分割の法則を意識する】

縦横三分割した際に、それぞれに異なる情報が収まっている絵は、奥行きを意識した良い配置ができた構図といえる。

また、線の交差点に注目してほしいものを配置すると、狙いどうりの視線誘導ができる。

 

 

いかがでしょう。

意図的にこれらを意識して構図を作ると、印象的な絵を作ることが可能です。

 

映画は意味をもった良い構図のオンパレードですので、だいたいお気に入りのワンシーンが己の中で爆誕しますね!!

 

ご自分で写真を撮ったり絵を描く際になんとなく意識してみてください。

 

 

さて、こんな感じでギリ会社のブログとして大丈夫な雰囲気をまとうことに成功しました。

 

世の中雰囲気。今後も雰囲気の中にたまに意味を込め生きていきたいと思います。

 

 

次からはまたモデリング再開いたします。

 

また次回!!

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