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HEXA BLOG

いいモノづくり道ゲーム

HEXA BLOGいいモノづくり道2014.9.19

「難しい」の用法

神は天にいまし、全て世は事もないプランナーのミッツです
東京ゲームショウ2014、行ってきましたとも
特に『Bloodborne』のガシャンガシャッという武器変形機構をさんざん堪能して
これはもうたまらなくご機嫌な次第です(ただし15分プレイで6回死亡)

 

話の流れからだと、東京ゲームショウの話をするのも良いのでしょうが、
今週末の土日での一般デーを楽しみにされている読者諸兄もおられるかも
しれませんので、本日はこの話題はあえて自重しておこうと思います。

 

ところで、ゲームについて話題にする時、「面白い」と同程度に頻出する表現に
難しい」というのがあります。
このゲームのラスボス難しい、あのゲームの空中コンボ難しい…などなど。
ところがですね、この「難しい」という表現なのですが、
実際には多様な意味が含まれていまして、人やTPOによっても用途が異なり
時々受け取り方に困ることがあって、自分的には要注意と考えてます。

 

なので、自分の中では難しさ』にはある程度カテゴリなんかを設けておいて
相手の話の前後からどのカテゴリを指しているか噛み砕いたり、自分の中で
感じたゲームの難しさが何に起因するかを考えるようにしています。

 


 

A.操作技術上の難しさ
 人によって弾幕よけれない、空中コンボできない、鍵盤押しそびれるといった
 「コントローラ操作に特殊な指さばき、判断の迅速な指先への伝達を要する」
 ことで発生する難しさ』です。
 アクション、対戦格闘、シューティング、リアルタイムシミュレーションなど
 時間によって動的変化をするメカニクスのゲームに多いケースです。
 私は格闘ゲームが好物ですが、もっぱら使えるのは弱連打コンボだけです。

 

B.ルール把握の難しさ
 プレイヤーがゲーム内で行動するのに把握しないといけないルールが一度に多いとか
 選択肢や操作方法がたくさんあるといった
 「把握するルールが多すぎ、そのすべてを記憶できなかったり有効に使えない」
 ことで発生する難しさ』です。
 ゲームがシリーズを重ねたていったり、何度も改良して追加ルールを加えていったり、
 また既存にない新ルールのゲームを作る時、発生しやすいと思われるケースです。
 ボードゲームとかだと“インストが悪い”と評されるのもこの分類の難しさでしょうか。

 

C.計算量の多さによる難しさ
 プレイヤーが計算、記憶、管理する要素と桁数が多いとそれだけ難しくなるもので
 「計算するリソースが多いことで、最適解を計算しにくい」
 ことによって発生する難しさ』です。
 よく“難しそう”と言われるシミュレーションゲームに多いと思われるケースです。

 

D.ボリュームによる難しさ
 そのゲームが用意するプレイボリュームが多かったり、確率などの偶然性に起因して
 繰り返しプレイする量が多いことによる
 「達成までに、プレイヤーの時間と忍耐を求める」
 ことで発生する難しさ』です。
 実績やカードといった収集性が強いものがメインのゲームや、オープンワールドに
 無尽蔵のミッションがある場合などに発生しやすいと思われるケースです。

 

E.創発による複雑化の難しさ
 オセロやチェスとか、シンプルで選択肢が多くない場合でも、盤面に発展する多様な
 状況が想定されることで戦術的判断が難しくなることがあり
 「各選択から派生する状況が多いことで、最適解を計算しにくい」
 ことで発生する難しさ』です。
 ケース:Cとも似てますが、選択肢自体ではなくゲーム展開の広がりとして別カテゴリと
 自分は捉えて、この種の難しさは好んで多めにルールに盛り込むことがあります。

 

F.認識/推測上の難しさ
 文字や数字が読みにくかったり、操作する場所が分かりにくかったり、またはルールに
 例外処理が多いためにプレイヤーがルール推測をできなくなるなどの
 「プレイヤーの認識や理解を阻害してプレイを困難にする」
 ことから発生する難しさ』です。 
 UIやルールデザインの問題として、リリースまでに解決を目指すケースが多いです。

 


 

と、まぁ代表的なものを挙げるとこんな感じです。
さらにシナリオとかテーマ性とか、別軸での難しさが加わっていることもあるでしょうが、
そのへんは自分、あまり詳しくないので分かりませんですな…

 

プランナーは大抵、「面白くない」「難しい」とは終生付きあい続ける宿命です
だからこそ、プランナーは常にその「難しい」の一言に、どれだけの意味があるか汲み
別の表現に置き換える努力をしていくことで、上手に付きあっていく必要があるでしょう。
皆様も、「難しい」に会った時、こうしたカテゴリについて一考してみてはいかがでしょう。
そのゲームに対して理解を深めたりするきっかけになるかもしれませんし、
他の方のゲーム感想の「○×が難しい」の言葉にも、1歩踏み込んだ理解ができるかも

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