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HEXA BLOG

その他

HEXA BLOGその他2015.11.20

実際に触れてみる

グラフィックデザイナーのナカノです。

 

質感の表現技術が向上して、カラーマップ一枚に全ての情報を描く時代から、

現在では物理に基づき質感を再現するという時代になりました。

 

リアルタイムで表現する肌や金属等の質感は、フォトリアルな

プリレンダー同等に近しい表現が可能になってきています。

 

グラフィックを作成する技術やツールの向上も飛躍的に進展しています。

ツールの機能まかせでも、そこそこの質感を表現できるようになりました。

 

しかしながら何もかもがプロシージャルに生成された情報ばかりだと、

やはり見た目の印象として物足りなさが残ります。

見た目の中に人為的な意図を感じる要素がないと、何を訴えているのか、

が伝わり難いのです。

 

質感の表現についても、画像の参照だけで再現しようとしても、

なかなか納得できる結果に至れません。

 

その理由として自分の中で気づいたのは、

 

・自身が現実世界の本物を目の当たりにしていない

・そのものを触った事がない

 

特に「自分の手で触れてみる」という事は大事だと思います。

 

月並みですが、例えば、

 

①鮫の肌

 実際に触ってみると、ザラザラしているという言葉での理解以上の

 触感での理解を得る事ができました。

 そらぁワサビもおろせますわなぁ、って感覚での理解って感じです。

 

②ヘビ

 触ってみると、

 ・冷たいんか思ってたけど実際は何か生ぬるい(周囲の温度による)

 ・ヘビが気を抜いている時は思ってたより柔らかい

 ・表面はうっすらヌルッとした感触がある

 といった印象です。

 

③そして先日に引き続きウンチ!

 ↑、すみません冗談です。

 何か、昨日のブログに乗っかってみたかったのです。

 けど、実際に自分が子供の頃に犬のウンチを握り潰しその拳を高々と

 掲げて親に歩み寄った事はあったそうです。

 残念な事ではありますが、その時の感触をもう思い出す事は

 できません。覚えていないですから。

 つまり、フォトリアルなリアルタイムウンチモデルを作成する自信は、

 残念ながらありません。これから触る気にもなれませんし。

 

③はともかく、

 

実際にその物に触れて、その触れた感触を質感に反映する、

という事はとても大事な意識だと思います。

画像を参照すれば、ある程度の質感は察しがつきますが、

表現する質感の「触感」を制作者が携えておくのは、とても大事な事です。

 

いつもオモイツキな内容で恐縮ではございますが失礼いたします。

それではまたお目にかかりましょう。

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