HEXA BLOG
ヘキサブログ
映画・舞台鑑賞
新人ブログデビュー⑦「モーションに興味を持ったきっかけ」
お初にお目にかかります。
2023年に東京オフィスに新卒で入社いたしました。
3度の飯と同じくらい怪談が好き、
新人アニメーションアーティストのキオン・M(マジデ)・カワリスギーと申します。
初めてのブログ投稿ということで、何を書こうか地球が一周するくらい悩みましたが、
今回は、私がモーションに興味を持つようになったきっかけについて話そうと思います。
最後まで読んでいただけたら幸いです。
<モーションに興味を持ったきっかけ>
皆様は「トランスフォーマー」という作品をご存知でしょうか?
「トランスフォーマー」と呼ばれるロボット生命体が正義の「サイバトロン(オートボット)」と、
悪の「デストロン(ディセプティコン)」に分かれ、抗争を繰り広げるという映像作品です。
国内外で高い人気を誇り、変形するおもちゃ等も販売されています。
記念すべきハリウッド版第1作目「トランスフォーマー(2007/8/4公開)」
引用元:Transformers (2007), DVD Package, via Amazon.co.jp
(https://www.amazon.co.jp/TRANSFORMERS/dp/B000VR0570 )
この作品こそが、私がモーションに興味を持つきっかけとなった作品です。
実はゲームではなく映画が発端なんです。
作中で描かれる異常なまでに精巧につくられた変形シーンと、
機械生命体同士のド派手な戦闘シーンに心奪われました。
Netflix JapanのYouTube公式チャンネルにて、映画内の変形シーンが一部公開されていますので、
ぜひご覧になってみてください!
金属フェチへ捧ぐ-トランスフォーマー変形シーン4選
(https://youtu.be/L3WQbMG9Aao?si=VmpdSNWDquYy_K3E)
中でも印象に残っているのは第1作目序盤の軍事基地襲撃シーン。
あらすじは、
所属不明のヘリコプターが米国軍事基地に着陸。
警戒態勢に入った大勢の米軍に囲まれる中、
ヘリコプターが突然変形して軍事施設を壊滅させる。(画像のロボット)
引用元:ミュージアムマスターライン トランスフォーマー ブラックアウト
(https://statue.prime1studio.co.jp/tf1-blackout-mmtfm-30.html#&gid=null&pid=1)
というものです。
この時の変形シーンはあまりにも衝撃的過ぎて、
当時は理解が追い付かなかったのを覚えています。
CGを使用した映画はいくつか見てはいたのですが、本作はそのレベルが違いました。
非常に複雑な変形ながら、あらゆる部品や変形の過程が目で捉えられるんです。
プロペラ部分が折りたたまれる
↓
前面に突き出たアンテナが格納
↓
前面の装甲が分裂し展開
↓
胴体部を形成
↓
大元のエンジン部分が前に倒れるように移動し背中部分を形成
↓
後部全体が変形し足を形成→完全変形・武装を展開し攻撃開始
あまりにもリアルだったので、
当時は「本当に変形する乗り物があるんじゃね!?」なんて思いながら過ごしていましたね。
その後、変形した人型ロボットが大暴れするわけですが、
その動きも「人間に近いが、機械的」といった感じで”機械生命体”としての設定が色濃く表現されていました。
人間らしさのあるなめらかな動きに、機械的な動きの制限。
そこに部品同士が体に合わせて駆動する表現が合わさり、
生命体とドでかい機械の二つの要素を盛り込んだ動きが最高です。
もうロマンロマンです。
凄すぎて笑いがこみ上げてきます。
この当時はモーションキャプチャーの存在も、モーションデザイナー・アニメーターという職種についてもよくは知りませんでした。
ある程度知識がついてきた今だからこそ余計に感じます。
このシーンを生み出すのに一体どれだけの歳月がかかるのだろうか…。
この映画には数々の変形シーンがありますが、
実は日本人のCG技術者の方も携わっていたんです!
その方が製作秘話にて、
「トラクターには、ねじやタイヤなど、2万部品以上あるので、
そのすべてを動かして、ロボットにする。」
とおっしゃっていました。
出典:驚異の映像『トランスフォーマー』の日本人技術者が製作秘話を明かす!(https://www.cinematoday.jp/news/N0011028)
(゜□゜)に、2万以上…?
インタビュー記事を見たときは頭の処理が追いつかなかったです。
「かなり細かいところまで動かして変形させているのだろうな」とは思っていましたが、
2万以上という膨大な量の部品モデルを全て動かしていたと知った時は度肝を抜かれました。
並みのPCなら多分爆発してます🔥。
映画製作とゲーム製作の違いというのもあるとは思いますが…、2万…。
モーションの知識を蓄えていくほど、この時の衝撃がどんどん大きくなるんですよね…。
ただ同時に「面白い!やってみたい!」という気持ちも強くなりました。
(海外の勤務体制が日本と異なり、人手が足りなくなったらどんどん増やしていくという方法をとっていることが影響していると思われます。)
いつか変形機構をもつキャラクターのモーションに携われる機会を得られたらと思ってます…!
(そのためにも知識を蓄えることが大事!!)
以上が、私がモーションに興味を持ち始めたきっかけになります。
「なんで映画製作の道に行かなかったの?」と思われるかもしれませんが、
「遊びの要素として昇華させたら面白いんじゃないか?」
と思ったのと、
「ゲームをプレイする側だけじゃなく、作る側もやってみたい」
という思いから、今の道を選びました。
「興味を持つこと」には必ず、そこに至るきっかけがあります。
それはどんな時に訪れるかは分かりません。
今見ている映像作品やプレイしているゲーム作品も、
もしかしたらこれから興味を持つ事のきっかけになるかもしれませんね。
以上を持ちまして、私の初のブログ投稿とさせていただきます。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
追記:
ハリウッド版トランスフォーマーシリーズはどれもこれも映像表現が異常なまでにハイクオリティーなので、気になった方はぜひご覧になってみてください。
<軽〜く自己紹介>
・名前
キオン・M(マジデ)・カワリスギー
・特徴
怪談や都市伝説などのオカルトが好き。
おしゃべりゾーンに入ると止めるタイミングが分からなくなる。
・経歴
小中高卒業後、クリエイター系専門学校に入学しゲーム制作について学ぶ。
2023/4/3より株式会社ヘキサドライブ東京オフィスに入社。
・趣味
ゲーム、カラオケ、友達と旅行(運転はできない)、キャラクターの設定創作(オリジナルのキャラ等)、飲み会、怪談を聞く、オカルト話
・お気に入りのゲーム
アーマードコア6:ファイアーズオブルビコン
エルデンリング
モンスターハンターライズ:サンブレイク
モンスターハンターワールド:アイスボーン
原神
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